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ダンロップフェニックストーナメント 2025

松山と初競演も。生源寺龍憲は返り咲きならず、米ツアー2次予選から挑戦

生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)は5打差の2位に終わり、賞金1位の奪還に失敗した。
この日は、4打差の5位タイから出て最大2打差まで詰め寄ったが「なかなか狙って優勝するのは難しい。でも、あまり得意なイメージがなかった大会で優勝争いできたのは、すごくよかった」。

出場23試合で、開幕戦での初Vから2勝を含めてトップ10は11回。序盤から賞金1位を走り続けた今シーズンの成長を感じることはできた。
「本当に、トップ10にも半分くらい入ったし、優勝争いする回数も去年に比べたらすごく増えた。何よりたくさんのファンの方の前でプレーできたのはすごく良かった」と、怒涛の1年を総括した。

本大会で勝って賞金1位に返り咲きなら、PGAツアー最終予選会の出場資格も得られた。
こちらも実現はしなかったが、当初の計画どおり、今大会終了時点の賞金2位から5位までが出られる2次予選会から挑戦する。

出発直前に、松山英樹と初ラウンドができた。




大ギャラリーを集めた最終日の同組対決で、21年のマスターズを含めてPGAツアー11勝の高度な技術を目の当たりにして、「世界で戦っている理由がわかった気がします」と、体感しながら、2番の2打目で松山に負けじとピンそばのチャンスにつけ、ほぼ真横にボールを並べる場面も。

「そういったところをどんどん磨いていければいいのかな」と、焼き付けて旅立てる。

最終ホールでは、松山から労いの言葉もかけられた。
「予選会に向けては通らないと何も始まらない。しっかりもう一回整えて、いい準備をして向かいたい」と、健闘を誓った。

なお、金子駆大(かねこ・こうた)が本大会終了時点の賞金1位の資格で、来月11日から始まるPGAツアー最終予選会への出場権を獲得。

また、河本力(かわもと・りき)が、今年の全英オープンで決勝進出を果たしたことでの資格で2次予選会から出場する。

そのほか、小平智(こだいら・さとし)と石川遼(いしかわ・りょう)の2人はPGAツアーでの決勝進出回数50回以上での資格で2次予選会から挑戦。
杉浦悠太(すぎうら・ゆうた)と出利葉太一郎(いでりは・たいちろう)が先月の1次予選を突破し、2次予選会への進出を決めている。