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三井住友VISA太平洋マスターズ 2025

木下稜介がホールインワン達成⇒10万Vポイント獲得

3日目の11611人は、1日の来場者数としては、今季の最多を動員した。
その中でも特に、7番のパー3は、すぐ隣に御殿場ラーメンフェスタが立ち並ぶ入場無料の観戦エリアにあり、特に人が集まるホールでもある。

奇跡の1打に大歓声が起こった。
木下稜介(きのした・りょうすけ)が、実測175ヤードに対して8番アイアンを握って、自身試合で2度目のホールインワンを達成した。




前ホールの難しい6番パー4では、2打目を奥に外して、また乗せられず、寄せられず、決められずのダブルボギー。
「すごい落ち込んでいたんですけど、吹っ切って、思い切ってピンを狙ったら、まさかのホールインワン。超バウンスバックが来ました」。

プライベートで5月に1回と、今年9月の「パナソニックオープン」では試合での自身初快挙をしたばかりと、つきまくっている。

「こんなん初めてです!」。

当賞ホールでなかったが、上ってすぐ主催の三井住友カード様からお祝いとして“10万Vポイント”が贈られ「ちょこちょこコンビニで使わせていただきます。ありがとうございます」と、喜んだ。

「ショットに関しては、今年1番の手ごたえ」と語る根拠は先々週。歴代女王(2013年)で、JLPGAツアー7勝の森田理香子さんのスイングが好きで、いつも動画を見ているが、ふと思い立ち、インスタのDMで質問。

「僕は右ひじをけっこう締めてあげるんですけど、森田さんはどういう意識で使っていますか?」。
すると「締める意識はありません」と、木下にしたら「衝撃的な」答えが返ってきた。
「あ、そうなんや」と、取り入れてみたところ「なんか、すごい、詰まりなく。スムーズに下せるようになった」。
ちょうど開眼中の快挙に感謝が増した。

ホールインワンを含む4アンダーの「68」で、通算9アンダーの5位に浮上したが、首位の金子とは6打差。

「明日はトップと差はありますが、1打1打丁寧に、優勝を目指して諦めずにやりたいと思います」。
2020年に最終日を首位で出ながら1差惜敗の経験もある本大会で、大逆転での雪辱に挑む。