記事

エリートグリップチャレンジ 2025

初めての単独首位に最後はご愛嬌!長谷川貴優が5アンダーで首位タイ

6バーディ、1ボギーの5アンダー67。長谷川貴優が運を味方につけて首位タイの好スタートを切った。

前半の9ホールを3バーディ、ノーボギーで折り返すと後半に入っても勢いは止まらず4番、5番、7番とバーディを重ねる。


 

ラッキーに助けられたのは7番だ。5番ホールのバーディで自分がトップ争いをしている認識はあった。そこで硬くなったわけではないだろうが、獲りたいパー5のセカンドショットを左に引っかけてしまう。池を覚悟した瞬間、風で戻されてバンカーに落ちた。そのラッキーを生かしてこのホールで見事にバーディをダッシュ。この時点で単独首位に立ち「初めての首位だ」と思った直後の8番でこの日初めてのボギーを叩いてしまうが、そこはご愛嬌。明日への課題としたい。

 

「今年はゴルフの状態はそんなに悪くはないんですが、噛み合わないというか。調子がいいのに結果に結びつかない。そんな試合が多いですね」。

 

今シーズンも今週を入れてACNツアーはあと2試合。もちろん優勝したい気持ちはあるし、一つでも上位で終わりたい気持ちはあるが、一方でQTへの準備もしっかり整えている。好スタートを切れた今週は調子を完全に上向きに上げておきたいところだ。

長谷川は岐阜県出身の24歳。中部学院大学を経て2023年にツアープレーヤーに転向している。長谷川には妹がいて、実は妹のせらさんは日本ジュニアを制するなど兄より先に全国区になっている。そんな妹のせらさんは今年プロテストを受験中で、妹の活躍を祈りながらも負けられない思いもある。明日からの2日間、兄としての威厳を保つ戦いを見せたいところだ。