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石川遼 everyone PROJECT Challenge 2025

早大4年の安保卓哉さんが自身初のローアマを獲得

プロのトーナメント初挑戦となった前戦の『ケーダッシュセカンドカップ in 茨城』では50位タイに入った安保卓哉さんが、今大会では通算7アンダーの21位タイでフィニッシュ。初のローアマを獲得した。「本当はドライバーが得意なんですけど、今回は調子が悪く、パッティングに救われた3日間でした」と振り返る。



現在、早稲田大学4年生であり、ゴルフ部に所属。同学年には日本アマ王者であり、ナショナルチームにも所属する中野麟太郎さんもいて、いい刺激になっているとのこと。4年生だけに一般企業への就職活動も考えたが、ツアープロへの夢も捨てがたく、今年と来年の2年間はQTを受験する予定だという。「どちらも失敗したら、就職も含めて、また考え直したいと思います」と割り切った考え方を持つ。今回、ローアマを獲得したが、それ以上の収穫ともいえるのが、今大会で優勝した福住修と2日目にラウンドしたことだ。「ショットの精度が異次元で、全部ピンそばにつけて、バーディを7、8個楽に取るようなゴルフをしていました。それを3日間続けるわけですからね」。いい意味で自分が目指す場所がはっきりしたのは大きい。


得意クラブはドライバーとパターだが、現状には満足していない。「ドライバーショットは本当に曲がりませんが、飛距離がトータル280~290ヤードぐらいなので、そこを伸ばしていきたいです」。飛んで曲がらないドライバーショットはプロの世界でも大きな武器になる。とりあえず今年はプロのトーナメントに出場する予定はなく、セカンドQT突破に向けて集中するが、今回の結果が大きな自信になったことだけは間違いない。