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パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2025

「熱い」「暑い」の音調にもあついこだわり。高校生がスタートアナウンスと大会取材に挑戦

土曜日のコースにプロ顔負けのジュニアたちが集結した。高校生のみなさんが、選手紹介のアナウンスや、大会をリポートする“ジャーナリスト”として奮闘。

完璧なお仕事ぶりを見せた。


スタートの1番ティで、美声を披露してくれたのは、東海大学付属大阪仰星高校(大阪・枚方市)の放送部で活動する2年生の河田万央さんと、井上七海さんの2人。


スタートアナウンスに挑戦してくれた井上さんと河田さん


プロのアナウンサーの方とのリハーサルで、「暑い」と「熱い」のイントネーションの違いを徹底研究していた井上さん。
隣で、スタート準備をしていた永野竜太郎も、「さすが…プロフェッショナル!」と、感心しきり。


井上さんは、中学時代に続く2度目の挑戦だったそうだ。

「前回は一杯一杯で、硬いし、伝わりにくし、あかん(ダメの関西弁)かったな…と思って帰っちゃったんですけど、今年は納得できる読みができて、たくさん拍手もいただけて、リベンジできて、本当に楽しかったです」と、美声もいっそう弾んだ。


ゴルフ会場でのアナウンスは初体験だった河田さんも、「すごく緊張はしたんですけど、それ以上に楽しくなっていって、選手の方も、お客さんも盛り上げたいという気持ちで一杯でした」と、笑顔を絶やさずやり切った。


将来は「経験を活かして言語に関わる仕事につきたい」という河田さん。

井上さんはまだ、思案中だそうだが「声にかかわる仕事はしたいな…」と、夢を描いた。


「経験も豊富で、もともと、あまりものおじしない2人なので…」と、立派に仕事をこなした教え子の姿に目を細めた顧問の阿部・教頭先生。

「こういう場所でいろんな人と知り合うとか自分の知らない世界を知るというのは2人の将来に、凄くプラスになると思います」と、大会の取り組みに感謝をされていた。


無事、スタートを終えると今度は、埼玉県立小川高校・グローカルメディア研究部の内山祐大さん(2年)と、中澤蒼さん(1年)と、安藤冬華さん(1年)からインタビューを受け、アナウンス体験の成果を語った。



はるばる埼玉県から取材体験に来てくれた小川高校の内山さんと中澤さんと、安藤さんは前日金曜日に英検の試験があったそうで、終了後に移動し、引率の谷野先生とやっと宿に入れたのは前夜12時。

今朝は8時のチェックアウトに備えて早起きし、寝不足と季節外れの残暑の中、機材を抱えて取材活動に励んでくれた。



午後はプレー後の堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)に突撃インタビュー。
試合前のルーティンや、今年から販売を始めた堀川のマイ・ウェアブランド「AGATTO(アガット)」へのこだわりなどを深堀り。

プロの記者さん顔負けの貴重な談話を引き出していた。



高校生のみなさんによるスタートアナウンスや取材活動の模様は、大会主催の「パナソニック」が運営しているジュニア育成活動のYouTube「キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)」で、近日公開予定だそうです。


土曜日の優勝争いをプロ顔負けのお仕事ぶりで盛り上げてくださったみなさん、暑い中、きょうはほんとうにお疲れ様でした。

大会関係者一同、これからも夢に向かって歩むみなさんの活動を心から応援しています。
頑張ってくださいね。