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ロピアフジサンケイクラシック 2025

川﨑志穂さんは通算19オーバーで敗退確定も「感謝と尊敬と畏敬の気持ちで一杯」

女子ゴルフの川﨑志穂さんは通算19オーバーで予選敗退したが3日目の第2ラウンドで「79」をマーク。




男子ゴルフの中でも今季史上最長の7424ヤードは、女子ゴルフと比べても、軽く1000ヤードは距離が遠い。
怪物コースを目の当たりにし、開幕前は「85打つと思う」と、予言をしたが、初日は「80」で踏みとどまり、この日は「70台が出れば完璧かな」と、話していたノルマもクリア。

「終わりかけで、流れを作れなかったのは実力不足」と、ボギー⇒ダブルボギー⇒ボギー⇒ボギーと立て続けにスコアを落とした後半14番からの4ホールを悔やんだが、最後上りの9番はラフからラフの2打目を1メートルに寄せてパーセーブ。

前半の3番では「フェアウェイに届いた」と、5番アイアンで2メートルのチャンスを作り、ティショットをあえて左ラフに落としたという4番のパー3は、30ヤードの2打目をチップイン。

華麗な連続バーディでも魅せた。

史上6人目の挑戦で、史上初の決勝進出にはほど遠くても、プレー後の第一声で「まずは、貴重な一枠を私にくださった主催者さんには感謝していますし、男子プロのみなさんには尊敬と畏敬の気持ちで一杯です」と、頭を垂れた川﨑さん。

「結果は不甲斐なかったですけど、今後の課題も見つかって、ありがたい1週間でした」。

今年は、「前澤杯 MAEZAWA CUP」で男子ゴルフに出場した菅沼菜々さんが、2週後の「パナソニックオープンレディース」で、約1年7カ月ぶりの3勝目を飾り、今月3日には、JGTO初の女子選手としても活躍する寺西飛香留(てらにし・ひかる)が、「日本女子オープン」の出場予選会でトップ通過を果たしている。

このあと、ツアーの出場権をかけたQTが控えているという川﨑さんも、「今回、学んだことや課題をしっかり明確にして持ち帰り、またやり直していきたい」と、けなげに語った。