記事
ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディー取れるんだトーナメント 2025
黒川ツインズの兄・逸輝がアルバトロスを達成、3差のV争い
2日目のホールインワン3人に続いて今度は規程打数を3つ縮めるアルバトロスが出た。
今季は3例目、史上52例目(45人目)の快挙を達成したのは、プロ5季目の黒川逸輝(くろかわ・いつき)。

6打差の13位から3日目のバーディ合戦に挑み、6つバーディを重ねながら、13番で池ポチャ。「ガッツボギー」でこらえたとはいえ、自ら止めてしまった流れに「最後はあわよくばイーグルを獲りたい」と、勇んで入った18番のパー5で、奇跡のショットは飛び出した。
右からややフォローの風と、打ち上げ分を考慮して、21℃の4Uを振った225ヤードの2打目は、「ぜんぶ完璧でした。練習でもない。あんないいショットはなかなかできない」と、手ごたえ通りにカップイン。
「3打も縮まった。凄い、ご褒美過ぎる!」。
歓喜の1打で一気に通算20アンダーに乗せ、首位と3差のV争いに飛び込んだ。
双子の弟・航輝(こうき)がプロテストに合格したのは、兄の逸輝(いつき)が昨年のチャレンジトーナメント(現ACNツアー)「ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま」で、初優勝をあげたちょうど前日だったという。
仲良くそろってツアーでの活躍を夢見る黒川ツインズ。
ACNツアーの賞金ランキング20位の資格で参戦する兄・逸輝に対して、弟の航輝は昨年のQTサードで敗退。
次週は北海道2戦目「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」のマンデートーナメントに挑戦し、きょうだい出場を目指す予定だったが、エントリー上の手違いが発覚したと、兄・逸輝に連絡が来たのは前夜。
出場できなくなったかわりに、航輝が逸輝のバッグを担ぐことになり、次週は今季開幕戦「東建ホームメイトカップ」以来となる双子タッグに挑む。
その目前に、兄が思いがけないVチャンス。
レギュラーツアーで優勝争いは初めてなので、緊張すると思いますがいつも通り自分らしくプレーしていればまたご褒美が来ると思う。頑張ります!」。
最高の形で弟を迎え入れたい。












