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リシャール・ミル チャリティトーナメント 2025
「能登を忘れないで」「買い物して帰ろう」会場に輪島の朝市が出展
会場の能登カントリークラブに、週末出展も含めて以下14店の“輪島の朝市”が軒を連ねる。

🎪朝市わじまのさかなや
🎪道下海産物店(海鮮)
🎪のと×能登(塩)
🎪Umiya(輪島海せっけん)
🎪能登ロマン(漆アクセサリー)
🎪小さな海産物いまかど
🎪鮓井箸漆器店
🎪南谷良枝商店(海鮮、干物)
🎪坂 俺の仕事や
🎪永井洋服店
🎪喜三漆芸工房
🎪遠島商店
🎪小西堂(輪島塗、観光土産)
🎪輪島朝市一夜干し
男女ペアマッチが行われた水曜日からオープンし、ギャラリーのみなさんに紛れて、出場選手も来店するなど、にぎわいを見せている。

出張輪島朝市の橋本三奈子・事務局長に主催者からオファーがあったのは今年1月。能登の震災・豪雨災害の支援のための大会を開くので、ぜひ会場で出店してほしいと依頼を受けて、橋本・事務局長は一も二もなく快諾した。
かつては120余店舗がひしめき、毎日2万人の観光客を集めた地元の名所「輪島の朝市」が、全店休業に追い込まれたのは、昨年の元日に起きた能登半島地震以降。
火災による二次被害で一帯は全焼し、さらに同年9月の豪雨災害が追い打ちとなり、今も更地のままになっている。
インフラ整備も遅々として進まず、完全復興にはこの先まだ何十年もかかると言われており、多くのお店が再興を断念。
それでも現在40余店舗はネットやアンテナショップでの販売や、イベントでの出張販売等で、こうして営業を続けられている。
リシャールミルジャパン株式会社の川﨑圭太CEOは、本大会前に実際に輪島地域を訪れ、被災地の状況を見て歩いて「まだまだ復興、ともいえる状況ではなかった」と、絶句をされた。
それだからこそ、余計に能登の人たちを思って「もっとみんな現状を知ろうよ、そして能登に行こうよ、何か買い物して帰ろうよ」と、自然と声を大きくされる。
「本当にありがたいことです」と、橋本・事務局長。
主催者の熱意に触れ、「主催者のみなさんが、どうやったら人を呼べるか、楽しませようか、また来たいと思っていただこうか、と。いろんな工夫をされていることが分かった」と、橋本・事務局長は言う。
「今までは、毎日大型観光バスが来て、何もしなくてもたくさん買っていただきました。あぐらをかいてたわけじゃないですけどモノを売って終わりというのをずっと続けてきて、いかにお客さんを楽しまそうとか、満足して帰っていただこう、とかいう視点が欠けていました」と、震災以前を回顧し、「また復興できたとしたら、今度は楽しいイベントを企画したり、市外からも出店していただいたり。震災を通して学んだことを活かしていきたいな、と思っています」。
困難にもくじけず前を向く人たちがいる。
「朝市のおばちゃんたち、すごく元気に頑張っているので。能登のこと、忘れないで、何かしらの関心を持っておいていただければな、と思います」(橋本・事務局長)。
会場では、輪島の朝市のほか、コース近隣の珠洲市、羽咋市、珠洲市、能登町と、コース地元の宝達志水町や、地元グルメの飲食ブースを出展。
各自治体の特産品を販売中です。
ゴルフ観戦の合間にぜひ、お買い物して帰ってください。
♯能登のために










