最終日は首位と2打差からスタート。伸ばし合いになることを見越して「今日は攻めるしかない」と腹を括ってピンを狙っていった。ただ、気持ちの熱さに反比例するかのように判断は冷静だった。4連続バーディを獲って勢いに乗り迎えた最終18番ホール。5番ウッドでティショットをしても、中島の飛距離なら2オンは可能。ただ、イーグルを取ればプレーオフがあるかもと考え、ドライバーを握った。
それが左へのミスになってしまう。無理をすればグリーンを狙えなくもない状況で、キャディの一声で冷静になりレイアップ。3打目を4mほどにつけ、最後はそれを捩じ込んだ。
「最高の気持ちですね。本当に気持ちよかったです」。
また息を吹き返したACNツアーの飛ばし屋が、次戦『ジャパンクリエイトチャレンジin福岡雷山』でもひと暴れしそうな予感がする。