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ファイナルQT 下関ゴールデンゴルフクラブ 2023

片岡大育が全身全霊をかけて戦い抜いた結果の嬉しい2位!

片岡大育が6バーディ、ノーボギーの66をマーク。通算19アンダーで2位タイ(QTランク2位)に入った。狙っていた優勝には手が届かなかったものの、ホールアウト後の片岡の表情は晴々としていた。

「マジで疲れました。疲れましたし、よかったです。マジで嬉しいです。今日は朝も45分遅れたり、色々考えさえせられるというか。みんなそうだと思うんですが上にいきたい気持ちと不安な気持ちが入り混じっているので、すごいモヤモヤする時もありました。でも、今週は5アンダーがベストだったので、なんとなく7アンダーに設定して、今日はビッグスコアで回ると決めて、とにかく攻めていこうという気持ちで1番からいきました。全体的にショットが良かったので、危なげなく良いプレーができました」。

 

2019年に失ったシードを失い、再びあの場所に戻りたいという気持ちで今週のファイナルQTに挑んでいた。以前の自分に戻るためではなく、新しい自分として戦う。そんな気持ちで目の前の1打に集中し続けた。この4日間は失った自信を取り戻すきっかけになったことは間違いない。来シーズンはレギュラーツアーでさらなる自信の上塗りをしてもらいたい。

 

また、片岡と同じく通算19アンダーの2位タイ(QTランク3位)に入ったのが木下康平だ。今週は体調不良のままコース入りし、練習ラウンドもまともに回りきれない状態で本戦に挑んでいた。

体調は徐々に回復するものの、それでも万全ではない中で3日目を終えて、首位と2打差の2位タイ。最終日はやるしかなかった。ただ、トップを走る砂川公佑のゴルフに付け入る隙がなく、追いつくことよりもとにかく自分のゴルフをしようとシフトチェンジした。

その気持ちの切り替えが、ボギーがきても腐らず粘れた要因になった。

「来年のことはまだ考えられないですけど、回りきれて良かったです」。今はとにかく体を休めて、来シーズンの開幕に向けて万全の準備を整えてもらいたい。