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〜全英への道〜 ミズノオープンゴルフトーナメント 2005

飯塚信太郎・予選会からの挑戦「ここにいること自体が、普通ではないけれど・・・」

今大会独自の予選会を突破して、本戦切符を勝ち取った今大会が、今季ツアー初参戦。
出場権を失った97年以降は低迷が続き、ここ3年間は年に1試合出るのが精一杯だった。
そんな状況からのこの日の首位タイ浮上に、いちばんびっくりしているのが本人だ。

「すでにここにいること自体が、普通ではないのですが・・・」と、インタビュールームで180センチの長身を縮こまらせた。

そうは言いながらもこの日のプレーは、名門・日大を出て、大型選手として将来を嘱望されていた時代を彷彿とさせるもので、チャンスパットを確実に決めて、ピンチもしっかりとセーブ。
「今日は自分でも、けっこううまいな、と・・・」。思わず自画自賛だ。

過去に何度かトーナメントリーダーの経験もあるが、「前は勢いだけで最後に崩れてた。いまは、頭を使うようになったから・・・」。決勝ラウンドでは、苦節を味わいさまざまな経験を積んできたことが吉と出るか。

今大会の上位4人には、全英オープンの出場権が与えられるが飯塚にとって、それ以上に欲しいものは、「ほかのトーナメントの主催者推薦」。
ここで好成績を収めれば、声がかかるかもしれない。

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