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ファイナルQTトム・ワトソンゴルフコース 2022

シンプルにゴルフをやるだけ!武藤俊憲が貫禄の首位タイスタート

2005年以来のファイナルQTとなる武藤俊憲だが、経験値を生かした盤石のゴルフで首位タイと絶好のスタートを切った。

この日の武藤は1イーグル、4バーディ、2ボギーの68という内容。

「まあまあいいゴルフだったと思います。あれこれ深く考えずにやっているだけです。グリーンがちょっと柔らかいので、周りがどれくらい伸ばしてくるかは分かりませんが、初日としてはいいゴルフができたと思います。やっと4分の1が終わったので、ほっとしたというか、なんとも表現しにくい気持ちではありますが、なんとか明日以降も頑張りたいと思いますね」。

 

ツアー7勝の実績を持つ武藤でも、今朝は緊張感があったという。しかもコースがかなりタイトでプレッシャーがかかるホールも多いだけに、体力面だけでなく精神的な疲労も重なる。ただ、そんな厳しい状況の中でも自身のゴルフをいい方向へと導く術は、若い選手よりは持っている自負がある。伸ばし合いになれば伸ばし合いに、我慢比べになれば我慢くらべと、様々な闘い方に対応できる寛容性が武藤にはある。それを年の功と言うのかもしれないが、それこそがファイナルQTのような精神面がスコアに影響を及ぼす試合では大きな武器になるはずだ。