記事

JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2022

黒﨑蓮こと「めがねのれんぼー」好発進(ライブ中継中です)

QT67番目の23歳が、選手会主催試合の初日を6アンダーの好順位で上がってきた。 


ライブ中継中です


プロ2年目の黒﨑蓮が7バーディ、1ボギーの「66」で回りきり、めがねにセルフバック姿でぎこちなく、ロープ際の歓声に応えた。 


夢に前進中

 

デビュー戦を飾った昨年の今大会に続いてこれが自身のツアー2戦目。

 

繰り上げ出場が決まったのは先週だった。

「最初は今週、鳥取に行くつもりでした」と、すでに同週開催のABEMAツアー「大山(だいせん)どりカップ」にエントリーしていたが、「レギュラーツアーを経験できるなら」と、きゅうきょ変更。

 

食べ盛りの食いしん坊は、「“大山地鶏(だいせんじどり)”も食べたかった・・・」と、ねじれる思いで“サトウのごはん”を選んだ。

 

先々週のABEMAツアー「LANDIC CHALLENGE 9」で手嶋多一と回り、「刻んで、フェアウェイから確実に乗せる」と、27年ぶりにチャレンジ出場したベテランからマネジメントの極意を学んで初日は13番の3パットボギー1個にとどめた。

 

14番からの3連続バーディは、得意のアイアンでチャンスをつくっていずれも2~3メートルのバーディパットを沈めた。

 

午前終了時点で首位と1差の好発進し「自分が一番驚いています」と、めがねの目をしばしばさせた。

 昨年大会に続いて今年も軽量バッグを自ら担いで回るセルフプレーを選択したが、この日は朝から小雨に降られた。

 

「きゅうきょ、傘は入れましたがなるべく荷物は減らして。レインウェアは入れなかった」と、できるだけ身軽に、普段は20個以上のボールでふくれるサイドポケットにも「今日は1ダースだけ。池が多いので、不安でしたが今日は2個で済みました」と、ホクホクした。

 

視力0.1の矯正に、コンタクトでのプレーを試してみたこともあったが、「距離感が分からなかった」と、ラウンド中もめがねを外さない。

 出場機会がない日はゴルフ場で、アルバイトをしながら生活費を稼ぎ、寝る間も惜しんで練習に励む。

「シード選手になれば、毎週いろんなところを旅行しながら大好きなゴルフができる」と、夢見る。

 

美味しいものにも目がなくて、先週のABEMAツアーは福岡・博多で2連戦。

地元グルメを満喫し、「もつ鍋とか・・・めっちゃ食べてしまった。2週間で2キロは増えた」と、身長170センチに対して体重93キロの癒やしキャラ。

 練習では経費節減のため、ロストボールを使っているそうだが選手会主催大会での自身の2戦目では「蓮」の名前を文字って「れんぼ~」のあだ名をプリントしたマイボールもおろし立てだ。

「孫をプロゴルファーに」と、願いを託した元ゴルフ研修生の祖父の手ほどきで、6歳からゴルフを始めた。

「優勝とか、シードが獲れたらおじいちゃんが喜んでくれる」と23歳が初々しく、夢実現に励む。


関連記事