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太平洋クラブチャレンジトーナメント 2022

復調の兆しが見えた!関藤直熙に今必要なのは成功体験

先週の『ゴルフパートナーPRO-AMトーナメント」で最終的には22位タイに終わった関藤直熙だが、一時は最終日のリーダーボードに名前が乗るプレーを展開。4日間全てで60台をマークし久々に明るい表情を見せた。

本音としては10位以内に入って『~全英への道~ミズノオープン』へ出場したかったところだが、そこは気持ちを切り替えて今週の試合に挑む。

「最近のゴルフは初日が悪くて、2日目、3日目はいいゴルフができるという感じだったんですが、先週は初日から気持ち的にも後手に回ることなく、いい感じでプレーすることが出来ました。最終日の中盤でOBを打ってしまったことは悔やまれますが、いいきっかけを掴めたと思っています」。

今季はQTランクが178位と厳しい状況で限られた試合に挑んでいる関藤だが、先週の試合は本格的な復調への足がかりになるかもしれない。

調子自体は悪くないのに、結果に結びつかないというのがここ最近の関藤のゴルフ。練習では上手くできることが試合になるとできなくなると苦しんでいたが、自身では意識していないところで、臆病になっていたのかもしれない。

2019年にアジアンツアーの下部ツアーのADTで日本人初の賞金王に輝いた年は、40ラウンドオーバーパーを打っていない。オーバーパーを打ちそうになる場面もあったはずだが、そんなときでも後ろ向きになることは無かったと振り返る。そういう心境でプレーできたのは成功体験を積めたいたからだ。その時の感覚が戻りつつあると言う。

「今週も、もし最初に苦しい展開になっても、ここからバーディがきてアンダーでまわれるという気持ちでプレーできるように思います。先週はミスをあまり引きづらなかったので、今週も前向きにプレーして成功体験を積み重ねたいと思います」。

少しずつだが着実に復活への階段を昇っている関藤が、今週もさらなる自信を手に入れようと気合十分だ。