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Novil Cup 2022

ウィークポイントを強化した織田信亮が首位と2打差の好位置

この春に福井工業大学を卒業した織田信亮。今年は初のツアーメンバーとして試合に挑むが、いきなりの好スタートを切った。

この日の織田は7バーディ、3ボギーの4アンダー68という内容。風が強くなった後半でスコアを落としてしまったが、それでも粘り強く上位をキープした。

「風が弱かった午前中はスコアを伸ばせて良かったんですが、風が吹き始めてからスコアを崩してしまって。ちょっとボギーが先行する感じになってしまいましたが、トータル的に見れば4アンダーだったので良かったかなと思います」。

織田は福井工業大学在学中にプロ転向し、昨年ABEMAツアーでデビューしている。織田がちょっと異色な点は、大学では勉学にも力を入れていたことだ。工学部原子力技術応用科を専攻していたという異色の経歴を持つプロゴルファーなのだ。コロナ禍の中で授業がリモートになるなどしたことがよかったと本人は謙遜するが、それでもゴルフと両立し、きっちり卒業したことは素晴らしいことと言える。

もともと色々と突き詰める性格と自己分析するが、ゴルフではそれが過剰になると逆効果に働くこともあるので、ゴルフに関してはある程度楽観的に取り組むように注意しているとのこと。

ただ、このオフは突き詰めて徹底的にショートゲームを強化してきた。昨シーズンを振り返って、ボギーになりそうな場面で、簡単にボギーにしてしまっていたことを冷静に分析。持ち前の突き詰める力を発揮した。まだまだ、その成果を実感するには時間がかかるだろうが、まずは目標の優勝に向けて明日の2日目に挑む。