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八街市立笹引小学校でスナッグゴルフ実技講習会を実施(12月20日)

千葉県の八街市立笹引小学校で、スナッグゴルフ実技講習会が行われ、3年生から5年 生までの113人の児童が参加した。 冬至が目前に迫る校庭は、厳しい寒さではあったが、太陽の日差しと子どもたちの熱 気もあり、にぎやかな実技講習会となった。

地元の松本孝美プロによる 指導は、パット、チップショット、フルショットが丁寧に解説され、フルショットの 説明では、スローモーションでスイングを披露するなど、子どもたちの目線に合わせ た伝え方で進められた。

練習の締めくくりの実践ゲームでは、立候補をしてジャンケン予選を勝ち抜いた、こ うよう君と松本プロが対戦。 最初に打った松本プロのボールは、フラッグをかすめてグリーン奥に止まり、対する こうよう君のボールは、ややトップ気味だったものの、コロコロと転がってフラッグ の右手前5メートルに乗せた。 しかし、こうよう君のパットは無情にもオーバーし、その後も行ったり来たりの 「6」であがり、「3」とした松本プロには敵わなかったが、こうよう君は仲間たちか らの応援を受けて、ゲームの楽しみ方をお友だちみんなで共有できた。

笹引小学校では、スナッグゴルフを導入したばかりだが、導入を推進した坂本博史校 長は、以前に千葉県の印西市立高花小学校で子どもたちの指導にあたっていた実績が あり、全国 大会への出場経験もある高花小学校で、ある効果を感じていた。

それは、児童はもとより、保護者や地域とのつながりを、スナッグゴルフを通じて深 めることで、予選を勝ち抜いて全国大会への出場が決まると、地域からの応援が盛り 上がり、それが学校活動への支援にもつながったそうだ。

坂元校長は、用具導入の12月中旬から早速、3年生を対象とした部活動を開始してお り、既に朝練がスタートしているという。 4年生以上を対象としたクラブ活動での導入が多い中で、部活動としての導入には意 気込みが伝わってくる。

部活動には3年生が16人も自発的に参加しており、実技講習会が行われたこの日の朝 も、7時30分から朝練が行われたそうだ。 この部活動は来年6月の全国大会を目指して、続けられるそうで、層の厚い千葉県予 選の強豪校が、また1校増える予感を感じさせた。









