寒さが最も厳しくなると言われる大寒のこの日、茨城県の那珂市立菅谷西小学校で、 3年生58名によるスナッグゴルフ実技講習会が行われた。

菅谷西小学校では、2004年10月にスナッグゴルフを導入。 しかし、なかなか活用する機会を作れず、子ども会でのイベントで使用する程度だっ たが、昨年赴任した草柳茂紀校長が用具の存在を気にかけて、この日の講習会を企画した。

3時間目が始まり、元気に校庭に飛び出してきた児童たちは、並べられたカラフルな 用具に目をキョロキョロさせて興味津津。

用具の説明と注意事項を聞いた後、講師を務めた飛田覚プロのフルショットを目の当 たりにして歓声をあげて講習がスタートした。

パット、チップショット、ピッチショット、フルショットの基本練習を行い、締めく くりに特設ホールでの実戦プレーで飛田プロとの対戦も行い、立候補した代表児童が プロと引き分けるなど、終始にぎやかな講習となった。

草柳校長は、「児童たちが楽しそうに集中力を切らさず講習を受けたことに驚いた。 ゴルフを通じて学べることがあることもわかった。」と感想を話した。

用具活用の復活をきっかけに、5月初旬のスナッグゴルフ対抗戦茨城地区予選に挑戦 する意気込みもあり、更には6月の全国大会進出もひそかに視野に入れ、春に向けて クラブ活動での活用を計画しているそうだ。