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ハイビスカスカップ第4回全国小中学生ゴルフ伊江島大会を開催(12月26日)
第4回目を迎えた、ハイビスカスカップ全国小中学生ゴルフ伊江島大会(伊江村主催、 社団法人日本ゴルフツアー機構など共催)が、沖縄県伊江村の 伊江島カントリークラブで12月26日(土)に 開催され、小学生63名、中学生46名の計109名が参加した。

前夜からの風雨が午前中まで残り、風は終日吹き荒れ選手たちを苦しめたが、大会4 年目にして初めての伊江島らしい風に、普段経験することができない過酷な環境での プレーに、選手たちは貴重な体験を味わった。

競技は、小学生高学年の部で6人によるプレーオフが行われ、1ホール目で喜屋武弘樹 くんが劇的なバーディパットを沈めて優勝を決めたほか、中学生女子の部でも2人で のプレーオフが行われるなど、白熱した展開となった。

各部門の優勝者には、新種のハイビスカスへの命名権がプレゼントされるという、粋 な計らいが用意され、それぞれ自身の名前とスコアを名付け、島では命名されたハイ ビスカスを永遠の財産として育てるという。

「小さな島から世界へ翔たくセカンドステージ。夕日とロマンのフラワーアイランド で君のゴルフ技術を研こう。」
こんなキャッチフレーズで生まれたこの大会は、島の主産業である、菊や葉タバコの 栽培、そして和牛の生産に加えて、新たな観光の目玉にと、夏にはユリ、冬にはハイ ビスカスの花の栽培を始めている。

ハイビスカスの品種は今年1,000種類を超え、観光客も年々増加しているという。 そしてこの2つの花を冠とした、スナッグゴルフ大会とゴルフ大会を立ち上げ、伊江 村が主催している。
このハイビスカスカップは、他では例を見ない村の意気込みが詰め込まれた大会でも ある。

島には高校がないために、中学を卒業すると島から出て行ってしまい、そのまま島外 の大学進学や就職をしてしまうため、若者が減少傾向にあり、これを食い止めよう と、島内のゴルフ場でのゴルフ大会を作り、大人になってゴルフを楽しみに戻ってき てほしいという願いも込めている。
この想いが、村役場の職員や地域住民が手弁当で運営を支える協力体制を構築してい る。

子どもたちへのあふれる愛情で支えられ開催されているハイビスカスカップは、これ からも村の大切な行事のひとつとして、未来を担う子どもたちのために開催されてい く。

<上位成績/中学・小学高学年3,109ヤード 小学低学年2,445ヤード 共にパー58>
中学生男子の部 上位
優勝 上原大紀 61
2位 宮城涼 64
3位 照屋佑唯智 65
中学生女子の部 上位
優勝 大城美南海 64 * 2名のプレーオフにより決定
2位 津波古味寿乃 64
3位 饒平名まなみ 65
中学生団体の部
優勝 沖縄地区チーム(牧野嵐望・饒平名まなみ)
2位 東北地区チーム(関谷太希・武尾咲希)
3位 北海道チーム(七戸勇介・茂泉柚季)
小学生高学年の部
優勝 喜屋武弘樹 69 * 6名のプレーオフにより決定
2位 伊禮海夏太 69 * 2位以下の順位はマッチングスコアカード方式により決定
3位 仲田祐也 69
4位 山田竜義 69
5位 富本虎希 69
6位 星川ひなの 69
小学生低学年の部 上位
優勝 星川圭央二 72
2位 山城太優 73
3位 狩俣早希 74
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