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常陸大宮市立大宮小学校でスナッグゴルフ実技講習会を開催(3月5日)

「UBS日本ゴルフツアー選手権宍戸ヒルズ」における、社会貢献活動の一環としてス ナッグゴルフが導入された、常陸大宮市立大宮小学校でのスナッグゴルフ実技講習会 が、一昨日の那珂市立多戸小学校に続いて行われた。

前日未明までの降雪がうそのように晴れ渡り、寒さは残るものの、太陽の日差しを いっぱいに受けたグラウンドで、4年生50名が元気よく参加した。


小澤先生のお手本ショットに歓声があがる


日本スナッグゴルフ協会の小澤佳夫さんの指導のもと、パット、チップショット、フ ルショットの練習の後、各グループが1つのボールを交互に打ち、グラウンドに特設 されたホールを実践プレーした。


フルショットの練習


約30分の実践プレーの初めのうちは、先生に指定されたスタート地点からプレーして いたものの、要領をつかんで楽しさが増してくると、タイヤが並んだその奥から、あ えて難易度を高めてのティショットに挑戦したり、グリーンオーバーしてしまってい たパッティングも、次第に距離感をつかんで、チームメイト同士で「やさしくね!」 と声をかけあう場面もあり、創造力と協力を感じながら、元気いっぱいにグラウンド を駆け回って楽しんだ。


実践プレーでのティショット


当機構が2003年からスタートした、小学校へのスナッグゴルフの導入活動は、のべ 166セットとなり、それまで想像することすらできなかった、小学校の校庭でゴルフ を楽しむ姿が、だんだんと見られるようになってきた。


終盤にはパットの距離感もつかんできた


2003年10月に茨城県で初めて導入された、宍戸ヒルズカントリークラブ周辺の、笠間 市の14の小学校では、夕方に車で走っていると、サッカーや野球のようにグラウンド でゴルフを練習する風景を見ることができるほど定着している。

小学校へスナッグゴルフを導入するねらいは、ゴルフの上手な子どもをつくることで はなく、審判員を伴わず自己申告を原則とし、マナーとエチケットを重んじるゴルフ そのそものに魅力が溢れているという点であり、これに全国の教育関係者が注目を集 めつつある。

この日の講習で楽しむ児童たちを見ていると、小学校のグラウンドでゴルフを楽しむ 光景が、全国各地に広がる日も遠くなさそうに感じる。