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「杜の都ジュニアオープン・ゴルフ選手権大会沼沢聖一カップ2007」開催(8月19日)

杜の都ジュニアオープン・ゴルフ選手権大会沼沢聖一カップ2007(主催:日刊スポーツ新聞社、杜の都ゴルフ倶楽部 後援:日本ゴルフツアー機構、日本ゴルフ協会、日本女子プロルフ協会など)が19日(日)、杜の都ゴルフ倶楽部(宮城県黒川郡大和町、4,982~6,638yds/Par72)にて開催された。(参加人数97名)

スタート時には、トーナメント同様にスタッフからそれぞれ同伴競技者のスコアカードを手渡され、お互いに大きな声で挨拶をした。プレー中にはいいショットやパットには「ナイス!!」やミスショットをした時にも「ドンマイ!!」や移動中は今時の子供らしくゲームや話題のテレビ番組の話で盛り上がるなど、ゴルフのプレー自体もさることながら、ラウンド自体そのものを楽しんでいる様子が伺えた。また、ハーフターン時には、ボランティアとして参加している選手のお母さんからカレーライスやハヤシライスの炊き出しが行われた。

選手たちは和気藹々(わきあいあい)と昼食とひと時の休息を取り、後半のスタートホールへ向かっていった。日中は、心地よい風でプレー環境は良かったが、午後に入ると突然の大雨に見舞われ、大量の水分を含み選手のプレーを苦しめることになってしまった。


今大会では、地元の東北福祉大、東北学院大、東北高校のゴルフ部のメンバーがスコアラーやキャディなどの手伝いをする傍らプレーをする選手たちにグリーン上のエチケットやプレー時のマナーなどを教えるなど、教科書や学校では教えてもらえないことを体験することができた。


スコアカードを配られ、説明を受ける選手たち


中学生女子の部では、81ストロークで岸部桃子さんと久保田有里さん(写真)の2選手が並び、プレーオフが行われた。プレーオフの方法はなんとパッティンググリーン周りからの40ヤードのニアピン対決。競技委員長でもある沼沢プロから説明を聞き、お互い1球だけアプローチの練習を行いその後いざ勝負!!その結果わずかながら、岸部さんがピンに近く止まりプレーオフを制した。最後は、お互いに握手をして健闘を称えあった。


プレーオフを制した岸部さん(左)、沼沢プロ(中央)、惜しくも準優勝の久保田さん(右)


表彰式で、ホストプロの沼沢聖一プロは「ゴルフというスポーツは、他人に対しての思いやりと協調性が大事。ゴルフは思うようにいかないのが普通です。スコアだけが良くても他人に迷惑を掛けているようでは、誇れるものではない」と締めくくった。


各カテゴリーの優勝者


※なお、各カテゴリーの優勝者は以下の通りです。

中学生男子(6,638yds) 高橋知也くん(中3) 81ストローク(42・39)
中学生女子(6,185yds) 岸部桃子さん(中2) 81ストローク(41・40)
小学校5・6年(5,887yds) 岸部華子さん(小6) 83ストローク(38・45)
小学校3・4年(5,050yds) 大沼竜也くん(小4) 80ストローク(40・40)
小学校1・2年(4,982yds) 佐野太陽くん(小1) 101ストローク(55・46)