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倉本会長が勇退。シニアゴルフのみなさんへ(日立3ツアーズ選手権)

PGAさん提供。シニアツアーのみなさん、
ありがとうございました!
大会が今年のPGAに銘打ったのは「純列系シニア 口数控えめ、プレーは濃いめ」で、3大会ぶりの4勝目を狙ったが、連覇を達成した女子には14ポイント差もつけられ完敗。
最下位に沈んでしまった。
男子のJGTOチームは毎年、シニアのみなさんからの”口撃”を警戒している。
しかし、今季シニアの賞金王・篠崎紀夫プロは「若い子たちが上手すぎて、遠慮して口で攻撃できなかった」と、言った。
女子のみなさんの強さはもちろん、男子ゴルフについても口撃するどころか「ピンに攻めていくっていう感じ。JGTOの子たちもやっぱり上手い」と、褒めてくれた。
さすが、きっての人格者である。
篠崎プロ、ありがとうございます。
今年はシニア勢も、篠崎プロを含めて、49歳でプロ転向した異色の寺西明プロなど7人中4人が初出場者で、”フレッシュ”ないぶし銀が出揃った。
また”ルーキー”の細川和彦プロは、レギュラーで通算8勝を誇り、今はJGTOのコースセッティングアドバイザーを務めるが、レギュラー期を通じても大会初出場で、今回はJGTOのライバルに。
大学生の息子さんをキャディに従え、「こういう場をきっかけに、プロを目指してくれるのもいいんじゃないか」と、PGAの広報スタッフさんに嬉しそうに話していたそうだ。
若さやパワーで女子や男子に負けても、酸いも甘いも味わい尽くした深みのある人間ドラマや人生観を感じさせてくれるのは、シニアのPGAならでは。
開会式の代表挨拶に立った井戸木プロは「シニアの元気は日本の元気。さわやかに、笑顔がモットー。シニアは永遠に不滅です」と、スピーチしていた。
今年は、そんなチームを率いる闘将の勇退試合でもあった。
レギュラーツアーの歴代選手会長で、永久シード選手でもある倉本昌弘・会長が、4期の今季をもって任期満了。
閉会式では、JLPGAの小林浩美・会長と、JGTO会長の青木功から大輪の花束が贈られた。
シニアチームのみなさんは、はなむけの優勝は届けられなかったが最後は笑顔で取り囲み、その労をねぎらっていた。
倉本会長、長きにわたる重責、大変お疲れ様でした。
男子ゴルフもPGA主催の「日本プロ」などで、大変お世話になっています。
本当に、ありがとうございました!









