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前半終了!! 1位女子、2位男子、3位シニアで後半戦へ(日立3ツアーズ選手権)

2年ぶりに復活した女子とシニアと男子の対抗戦「Hitachi 3Tours Championship(日立3ツアーズ選手権)」は各ツアーから参加した7人が2人1組で争う前半9ホールのベストボール戦が終了し、連覇がかかる女子が9ポイントでリードした。
3年ぶりの頂点を狙う男子は、3位のシニアに5差の7ポイントで折り返す。
前半、第1組のチャン・キムと稲森佑貴はシニアの寺西、細川組と、女子の勝&さくら組に先制バーディを奪われる苦しい立ち上がり。
でも、互いにつたない英語と日本語で、「これから、これからと励まし合い」(稲森)屈指の飛ばし屋と、6年連続曲がらないショットを掛け合わせて終盤4連続バーディで応戦。
どうにかタイスコアの4アンダーに持ち込み、3チーム引き分けの2ポイントゲット。
「ほっとしました」と、稲森。
開会セレモニーでは、チームを代表して「2年優勝から遠ざかっているので今年は優勝目指して頑張ります」と、マイクパフォーマンスもばっちり決めた。
後半戦も、再び賞金王と仲良く後半戦に挑む。

また、第2組の木下&香妻ペアは出だしから蒼白。
女子の西郷さんと菊池さんペアに1番から6連続バーディを食らって「前半、圧倒された」と声を揃えてスタートから早々に降参ムード。
「女子のみなさんは、ドライバーが曲がらないし、セカンドもピンに飛び、グリーンは入れて当然。すごく簡単にゴルフをされて、これは勝てない」(木下)と、速攻で2位狙いに切り替えるとシニアの井戸木&篠崎ペアに辛くも1差の4アンダーで、2ポイント持ち帰って、最低ノルマは達成した。
後半は最年長の大槻とスイッチで控えに回る香妻に対して木下は、同門の稲見さんとの直接対決に挑むが「前半も陣(香妻)の足を引っ張り倒した。この感じでいくと後半もぼこぼこにされそうです」と、不安でぞわり。
「スーパー新人の金谷くんの足を引っ張らないように…」と、ペア交代の後半戦も、心強い相棒頼みで打倒女王を目指す。
そして、第3組の星野&金谷ペアは、まさに終わりよければすべてよし、だ。
スタートの1番で「陸也さんのティショットがどこまで右に行くのか、と」と苦笑しながら「ファア~~~」と叫んだ金谷もまた、右に曲げながら起死回生のチップインバーディ。
希望のタッグで最後は星野が魅せた。
女子とタイスコアで迎えた9番で左奥のカラーから、パターで長い”バーディトライ”をねじ込んだ。
「勝った!」とデカいガッツポーズをしたのもつかの間、あとから稲見さんにバーディチャンスを決められ「さすが銀メダリスト。入れてきたか~」と、そこは悔しかったがそれでも稲見&西村ペアと並ぶ5アンダーで、3点獲得。
後半は、星野が稲森とのペアで「チームに貢献したい!」と思い新たに、木下と共に再び最終組に入る金谷も「JGTOが優勝出来るように頑張ります」と、2人2組で一つのボールを交互に打つオルタネートに臨んでいる。
2年ぶりに復活した大会は、1000人限定の有観客開催で早々に前売りチケットが売りきれるなど満員御礼。
残念ながら、会場にお越しになれなかった方も、テレビ朝日系列24局ネットにて16:00から、ぜひ3ツアーズの熱戦をお楽しみください。
■1stステージ(9ホールベストボールストロークプレー)結果
1位 女子 9ポイント
2位 男子 7ポイント
3位 シニア 2ポイント
■2ndステージ組み合わせ(上からJGTO,PGA,JLPGA順)
<第1組 12:20>
C・キム&大槻智春
寺西明&細川和彦
勝 みなみ&小祝さくら
<第2組 12:30>
星野陸也&稲森佑貴
井戸木鴻樹&田村尚之
原 英莉花&西村優菜
<第3組 12:40>
木下稜介&金谷拓実
伊澤利光&篠崎紀夫
西郷真央&稲見萌寧









