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木下稜介が同門の女王と対決「やっつけたい。タクミとぼこぼこに」(日立3ツアーズ選手権)

譲れない戦い

2年ぶりの開催は、なんとしても男子ゴルフの雪辱がかかるがその中でも、1つのボールを交互に打つ後半「オルタネート」の最終組で、絶対に譲れない戦いが勃発した。

 

女王の稲見萌寧さんと男子の木下稜介が、奥嶋誠昭コーチを介して同じ門下というのに加えて、シニア王の篠崎紀夫プロが所属する地元千葉県の練習場「北谷津ゴルフガーデン」に、稲見さんと、稲見さんと今回ペアを組む西郷真央さんがジュニア期に、一緒に練習にきていたそうだ。

 

稲見さんは「楽しみ。せごどん(西郷さん)と息を合わせて両チームを倒したい」と、大会ならではの希有な対戦に意気込んだが、金谷拓実と組む木下の思いはそれ以上だ。

 

「モネちゃんを倒したい。タクミと力を合わせてぼこぼこにできたら気持ちいいだろうなあ…!」と、前夜から武者震い。

 

ちなみに、なぜか木下以上に、打倒女王に燃えているのが今回は木下のバッグを担いでくれる奥嶋コーチ。

 

普段はかわいい愛弟子のはずだが、最初から「今回はリョースケに味方するつもりだった」といい、「モネに勝つ。あいつを倒す」と、メラメラ。

 

つまりは、師匠にさえ憎らしさを感じさせるほどに、女王はほんとに強いということだ。

どうか、逆にぼこぼこにされませんように……。