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三井住友VISA太平洋マスターズ 2021

お客さんの大歓声を浴びたくて。時松隆光が18番でイーグル締め

富士山とお揃いの雪帽子姿でパチリ



選手会長のげんちゃんこと時松隆光(ときまつ・りゅうこう)が、最終ホールで嫉妬。

同組の稲森佑貴が池から果敢にウォーターショット。

「すごく歓声を浴びたので。僕にもと思い」と、クリークで打った240ヤードの2打目をピン右4メートルに2オン成功。

 

イーグルチャンスも逃さず沈めて、稲森以上の大歓声をさらうことができた。

「気持ちがカップに伝わり、入ってくれてよかった」と、一気に首位と2打差の通算2アンダーで、5位タイに浮上。

耳まですっぽり毛糸帽子でにこにこした。

 

初日に、選手会事務局長の池田勇太に「源蔵(時松の本名)、まだ11月! やりすぎだよ~」と、突っ込まれた完全防寒姿。

 

おかげさまで寒風の2日間とも、身も心もあったか。

しかも予選最後のイーグル獲りで、ますますホット。

「歓声をいただいたので、今日は気持ちよく寝られます」と、喜んだ。

 

夏場以降、調子を崩していたショットも「徐々に良い方向に向かっている」と、手応えが出てきた。

「ここしばらくは、ずっと(グリーンに)乗ってないので、他のみなさん誰よりもアプローチとパットを打っている。いろんなシチュエーションをやらざるをえなかったので。冴えている」と、不振を経験したからのこその成果もかなり。

 

「いつも言っていますけど。歴代の選手会長は、みなさん任期中に優勝されている。今年ももうあと数試合しかない。急いで仕上げていかないと!」。

任期2期目に滑り込みのツアー通算4勝目で最終日こそ大歓声を独り占めする。

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