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ダンロップフェニックストーナメント 2020

2010年覇者。池田勇太が”リモートV2”宣言?!

05年はウッズ、17年にはケプカ。当時、世界1位の連覇に沸いた。96年にはジャンボ尾崎の3連覇による、通算100勝の偉業も成し遂げられた。

日本が誇る国際試合として歴史を紡いできた大会も、コロナ禍で様相が一変。

今年は海外の招待選手も来られない。
ギャラリーも入られないから、広々としたコースには、あちこちにそびえる観客席もない。

月末には、宮崎CCで行われる女子最終戦「リコーカップ」も行われ、男女合わせて地元では、”ゴルフマンス”と呼んで毎年、盛り上がってきた11月も、今年は寂しい1カ月。

でも、池田勇太は気が付いた。
今年は、ギャラリースタンドの代わりに、1番ティの背後に設置された巨大なモニター。

一緒に水曜日の練習ラウンドを回った大学後輩の”ヤンモ”こと安本大祐(やすもとだいすけ)と、しげしげと見上げた。

「これが、噂のアレですね?!」

無観客試合が続く男子ゴルフで主催者が、新たな試み。
生観戦ができる日を、心待ちにしてくれている全国のゴルフファンに向けて、今年は、いつでもどこからでも参加できる「リモートギャラリー」を開催。

オンライン会議システム「ZOOM」を活用し、テレビ中継とは、またひと味違った新しい観戦スタイルを提供してくださることになった。

選手たちのアクションは、1番ティの大型ビジョン下部中央に設置されたカメラを通して届けられる。

そして大型ビジョンには、事前にネットで観戦の申し込みをしてくださったファンのみなさんのお顔が映し出される。
その場にはいなくても、まるでその場で手を振ったり、拍手を贈ってくださったりしているような臨場感が味わえるという仕掛けだ。
「画面いっぱいにみなさんのお顔が見えると、選手たちにはものすごく励みになると思います」と、池田。
2010年大会では、海外勢を押しのけたV経験もあり、コロナ禍の2勝目に期待がかかる。
「今年は残念ながら、現場では見ていただけなくても、ぜひリモートVをお届けできるように頑張ります!」と、張り切った。

ZOOMを使った「リモートギャラリー」は大会オフィシャルHPから参加できます。男子ゴルフで初の試み。ぜひ、ふるってご応募ください。

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