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ISPSハンダグローバルチャレンジカップ 2017

松原大輔が、ツアープレーヤー転向4戦目でのチャレンジ優勝を果たす

『ISPSハンダグローバルチャレンジカップ』最終日、3打差2位タイからスタートした松原大輔が、3バーディ、ノーボギーの69をマークし、トータル9アンダーでホールアウト。昨年11月にツアープレーヤーに転向し、チャレンジトーナメント参戦4試合目でのスピード優勝を果たした。

首位を走る額賀のスコアが伸び悩む中も松原は冷静だった。若さゆえ、欲を出してもおかしくはないが、スコアは気にせず自分のプレーにこだわり、額賀が11番、12番と連続ボギーを叩いたところでついに奪取した。その後も逃げるプレッシャーにも動じず、最後まで自分のプレーを貫いたことが勝利に繋がったと言ってもいいだろう。

18ホールを終え、額賀をかわし最終組の中では1番上ということはわかっていた。しかし17番、18番と連続でバーディチャンスを逃したことで、松原の中では優勝出来たかどうかは半信半疑だったという。クラブハウスに向かう際に、堀川未来夢や中西直人ら日本大学の先輩たちからの祝福を受け、ようやく優勝を実感したようだ。

4試合目のスピード優勝については、
「今年が勝負の年というか、今の現状でプロとしてやっていける保障もないですし、常に自分のレベルを上げていけないので、1試合1試合が大事だと思っていました。常に全力でやっていたことが身になった結果だと思います。」
結果としてスピード優勝にはなったが、松原の日頃からの取り組みが実を結んだに違いない。

今回の優勝で、松原には、「長嶋茂雄INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」の出場権と、「2017 ISPSハンダマッチプレー1回戦」のツアートーナメント2試合の出場資格が与えられることになった。

「チャレンジで優勝したからといって、レギュラーツアーですぐ通用するかといっても、そうはいかないと思います。今よりもっとレベルアップして、マッチプレー1回戦に臨みたいですし、セガサミーも大学2年生の時に、初めて予選通過出来た試合でもあって、思い入れのある大会なので頑張りたいです。」

ツアートーナメントの場でも、自分のゴルフにこだわり続けることが出来るかが今後の松原の活躍の鍵になる。

今回の1勝で、賞金ランキングは4位。チャレンジトーナメントはまだ序盤戦だが、目標は裏シード獲得だ。さらなる飛躍を遂げ、来シーズンのツアートーナメントのシード権を獲ることが出来るか、今後の松原の活躍に注目したい。

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