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小平部長がハワイで始動

5日に都内で行われた今年第1回目の「ジャパンゴルフツアー選手会 理事会」。満場一致で決まった。昨年末に開票された理事会選挙で、2年連続の“当選”を果たした小平。
新年度の人事では「サンクフル主催者ゴルフ懇親会」の“担当部長”に昇格した。
理事会の席上では新人事を記したホワイトボードに真っ先に、◎がついた。
11月のブリヂストンオープンで通算4勝目を挙げるなど、毎年勝ち星を切らさず、昨季の賞金ランキングは自己最高の6位につけた。
うなぎ登りのキャリアと共に、松山や石川ら、強豪ひしめく20代の中にあっても自らの目標を、はっきりと口にする有言実行力で年々、人望も高まっている。
松山や石川へのライバル心も隠さず、「年下の2人には負けたくない」と画策中の世界進出は今年、欧州ツアーの受験を目指す。
夢の米ツアー参戦も、現状では二部ツアーのウェブドットコムツアーから這い上がるしかなく、それならばむしろちょっと大回りしたほうが、近道であることに気が付いた。
「ヨーロッパで頑張るほうが、世界ランキングも上げやすい。欧州の資格からマスターズにも出られるかもしれないし、メジャーの出場機会を増やせば、米ツアーの入れ替え戦に出られる可能性も出てくる。チャンスも増える」と貪欲に、2017年も燃えている。
破竹の勢いだった昨終盤戦。シーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」では、初日から好発進で2位タイに食い込んだ。
息切れしがちな終盤戦こそ尻上がりの成績上昇は、怪我に泣いた序盤の悔しさがあったから。
開幕を前に首を痛めた反省から、例年以上に体力強化に力を注いだおかげで余力すら残して、ゴールテープを切ることが出来たのだ。
「去年は最後まで、自分を信じてやれたのは良かったが、序盤の怪我など悔いもある。今年は引き続き、しっかり体を鍛えて昨年以上の結果を出したい」と選手会理事会が終ってすぐその足で、小平もハワイに飛んだ。
選手会長の優作らと、米ツアー「ソニーオープン」で今季初戦をかわきりに、アジア共催の「SMBCシンガポールオープン」とさらに「レオパレス21ミャンマーオープン」のまずは海外3連戦で、今季を占う。
帰国後は、東京五輪の強化指定選手の自覚を胸に、宮崎に入って国内開幕にむけて、またじっくりと策を練り直すつもりだ。
サンクフル担当部長の新年が、駆け足で始まった。

理事会の会議用のホワイトボード。◎に選手仲間からも注目を集めていることがうかがえる 
2017年も若さに任せてがんがん行きます!









