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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2017

宮里聖志が地元小学校でスナッグゴルフの実技講習会

そして長兄はいよいよホスト試合を目前に、一足先に生まれ故郷で、社会貢献!
2日に開幕する「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」は、5年目の今年、初の沖縄上陸とあって、主催者のみなさんの力の入れようはハンパではない。

今年は2月にすでに、地元恩納村の5校にスナッグゴルフの寄贈を済ませてその時は、弟の優作と世界のアオキが、現地に入った。
いよいよ開催週に入るとさらに8校の寄贈を決められ、翌31日には開催コースの「PGMゴルフリゾート沖縄」で、その寄贈式が予定されている。

少しでもそのお手伝いをと10月30日に、長兄の聖志がやってきたのは「恩納村立仲泊小中学校」。
いつもはエメラルドグリーンの海を望む絶景が自慢の校庭も、台風22号の余波を受けたこの日は、どんよりと曇り空でも、強い風が吹き付けても、みんな元気いっぱい!!
レッスン後のガチンコ対決では、プロをやっつけ大歓声だ。

そのあと、プロからのお話で、両親への感謝の気持ちを忘れないでと伝える兄の言葉につい熱がこもった。
妹の藍さんが、9月限りの引退を決めた今年は、宮里家にとってはまさに激動の1年だった。

3兄妹を立派に育てあげた父親の優さんが、藍さんとのイギリス遠征中に倒れ、救急搬送されるという事態が起こった。
その後の経過について、兄妹は気丈に「父は大丈夫」と言い続けているが、父を気遣う3人の心中は、察するにあまりある。

「自分自身には厳しくしても、両親やおじいちゃん、おばあちゃん、そしてお友達には優しく接するというのが僕の持論です」と、子どもたちに語りかけた聖志。
沖縄の海よりも深い3兄妹の心根の美しさは、あの父あってこそ。

「今日は僕との対決で、お友達を応援した子も試合が始まったら僕のことを応援してくれたら嬉しいです」と、笑わせた兄。
今週は両親がすぐそばで見守る地元沖縄で、ホストプロをつとめる宮里家の長男が、地元の子どもたちの前で改めて本戦での健闘を誓った。

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