記事

SMBCシンガポールオープン 2019

選手会長が今季初戦で誓った決意

アジアとの共同主管で行われた日本ツアーの海外初戦。「SMBCシンガポールオープン」を、選手会長は47位タイで終えた。
初日から、中断と再開を繰り返した中でもやっと第2ラウンドを終えた際には1打差の2位タイと、上々の予選通過を果たしたが、第3ラウンドでは3つのダブルボギーで後退。
16位タイから出た最終日も2バーディを奪いながら、75と乱れて「苦しい内容になってしまった」と、落胆した。
3番でボギーが先行。4番ですぐ獲り返したが、8番のボギーに続いて、9番ではティショットを右に曲げた。ダブルボギーをたたいて、ずるずると後退した。

今季初戦で6年ぶりに変えたというアイアン。
しかしまだ、手になじむには時間不足で「初日からよくなかった。集中力もなかった。最終日は全体的に、マネジメントのミスもあった」と反省を繰り返した中にも収穫はあった。
「1年の中でもティショットが難しいこのコースで最後上がりの18番ホールで去年まで、できないことが出来たり、一歩ずつですけど進めている」と、昨年の初出場に続いて2年連続のシンガポールで明るい材料を見つけることも出来た。

順位は落としたが、今年も海外初戦から、たくさんのギャラリーを引き連れて歩いた。
「ここ最近、結果でなかなか見せられていない中でもあたたかい声援を頂いている」。
海の向こうにも、こうして復活を待ちわびるファンがたくさんいてくれる。
そのことを、直に感じられた4日間。今年こそ、応えたい。
「皆さんに喜んでもらえるようなプレーで結果を出したい。そのために、今年も自分との戦いを続けていきたい」。
決意も新たに2期目の選手会長は、今年も二足のわらじで邁進する。