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2016年度ツアーのチャリティ活動基金をガン撲滅基金に寄贈

ジャパンゴルフツアー選手会が、昨年1年間を通じてトーナメント会場選手より寄附頂いたチャリティ金18万5,993円と昨年2月に開催されたジャパンゴルフフェア2016で行われたジャパンゴルフツアー選手会提供物品によるチャリティオークションで集まった76万6,810円の、あわせて95万2,845円を亡き高松宮妃殿下のご遺影の前で、選手を代表してチャリティ基金として「公益財団法人 高松宮妃癌研究基金」の廣澤眞信・常務理事に寄贈した。
ジャパンゴルフツアーにおける「ガン撲滅」の活動は、1994年までさかのぼる。当時、多くのツアー選手たちと交流があり、また、ゴルフをこよなく愛し、ゴルフを通じて多くの人々に愛されたタレントの逸見政孝氏、ハナ肇氏が相次いでガンで亡くなられたことをきっかけに第1回大会が行われた「ガン撲滅基金 ゴルフ東西対抗」は毎年、その収益を同基金へ寄贈してきた。
2000年には妃殿下より賜杯をたまわり、名称も「ガン撲滅基金 高松宮妃賜杯争奪 ゴルフ東西対抗競技大会」と改められ、毎年の恒例行事として、広く認知されてきた同大会は2006年を最後に現在は途絶えたままだが選手たちは、活動を途絶えさせることなく続け、同基金との交流は今も続いている。今回で23年目となった同基金への寄贈、その総額は1億7949万4771円となった。
自身3回目の訪問となった近藤共弘は、「金額としては、僅かかも知れませんが続けていくことが大事です。男子ゴルフ界だけではなく、スポーツ界全体として協力してこういった活動を続けていければ」とその思いを語った。ガンは身近な病気であり、誰にとっても人ごとではない。妃殿下の研究基金の活動は、いまや世界的にも高い評価を受けており、ガン撲滅にかけた妃殿下の思いは、確実に次の世代へと受け継がれている。









