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HEIWA・PGM Challenge I 〜Road to CHAMPIONSHIP 2017

第1ラウンドは日没サスペンデッドに。狩俣昇平が暫定首位

暫定首位に立った狩俣昇平
2017年チャレンジトーナメント第3戦「HEIWA・PGM Challenge I 〜Road to CHAMPIONSHIP 2017」は、カントリークラブ ザ・レイクス(茨城県笠間市)にて152人(内アマチュア2人)の選手が出場し、第1ラウンドが行われた。途中、雷雲接近のため競技が一時中断し、4時間23分の中断の後、プレーが再開されたが、18時40分日没のためサスペンデッドになった。残りの競技は19日6時30分から再開される予定。

8アンダー63で回った狩俣昇平がクラブハウスリーダーで暫定首位に立っている。出だしの10番でバーディ発進をしたものの、12番で3パットしてしまい、ボギー。「またか」と思った。これまで「ショットはいい感じで、ピンについてもパットが全然入らなかった。自分で苦しい展開にしてしまっていたが、今日はかみ合った」とすぐさま13番でバーディを奪い返した。さらに15,18番でバーディを奪い、3アンダー32で回ったところで、中断。
しかし、ちょうどハーフターンで終わったところが良かったのか、リズムよくその後も1イーグル、3バーディの5アンダー31とスコアを伸ばし、8アンダーでホールアウトした。今まで8アンダーで回ったことはあるが、「63」(パー71)は自己ベストだ。

狩俣は今年のチャレンジ開幕戦こそ、予選を通ったものの「5アンダーぐらい出ると思っていた」ほどゴルフの内容はよかったのに、2戦目は予選落ち。そこでパターを変えた。兄・安志が同郷の正岡竜二と同い年ということから小さいころから正岡にかわいがってもらっていた。沖縄で行われた先週の日本プロゴルフ選手権に出場するために戻っていた正岡と一緒に練習ラウンドをした。そのときに「あれだけ世界のトッププレーヤーが使うには何かある」と正岡のスパイダーのパターをなかば「無理矢理に借りてきた」。その甲斐はあったということだ。

18ホールを終えられたアドバンテージは大きい。第1ラウンドのプレーを終えられなかった選手に比べれば、明日はゆっくりして第2ラウンドのスタートを待てばいい。コース攻略についても池の多いコースで「ティーショットの置き所を間違えなければ」と自信を持つ。もし、優勝できれば、それこそ借りたパターは「返せない」。

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