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i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘 2019

サムライゴルファー新木豊が首位と2打差の好スタート!

長髪がトレードマークの新木豊が7バーディ、1ボギーの6アンダー66でラウンド。首位と2打差の2位タイと好スタートを切った。

新木は宮城県出身で東北福祉大で腕を磨いた。昨年はアジアンツアーとアジアンツアーの2部ツアーとなるADTツアーを主戦場としてプレーし『PGM MNRBチャンピオンシップ』では優勝を飾っている。
その勢いのままに日本のクオリファイングトーナメントに挑むはずだったが、帰国の途中で体調を崩してしまい、最悪の状態で試合に入ることになった。結果はランキング151位。残念ながら出場できる試合が限られる状況となってしまったが、それも自分の責任と気持ちを切り替えて今シーズンに挑んでいる。
そんな新木に早速チャンスが訪れた。
「今日はショットはそれほど良くなかったと思いますが、アプローチとパットが良かったですね。いくつかは外しているんですけど、要所要所で獲れた感じです」。

この日唯一のボギーとなった15番は、ラフから打ったセカンドショットがフライヤーになってしまい大オーバー。リカバリーできずにボギーを叩いた。アジアでプレーしてきた新木にとって、これほどフライヤーする感覚は久々だったと振り返る。日本の芝に対応する必要性はありそうだが、それでも向こうで鍛えられたショートゲームが好スコアを生み出した。
優勝したことでADTツアーでは2年間のシードがあるものの、あくまでも目的は日本ツアーで戦うことだと新木。気になるのはその風貌だ。
「よくアジアは髪を切るところがないの?って言われるんですが、意図的に飛ばしています。アジアでやる中で、どうせなら向こうの人に覚えてもらおうと思って。ロン毛の日本人がプレーしていたら新木だと思われるように。インスタにもサムライゴルファーってタグを付けています」。
日本ではこの髪型は不評だと苦笑いする新木だが、日本でも「ロン毛の新木」と呼ばれるために、明日の2日目も自分のプレーに徹する。