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23歳になりたての2020新顔。古川雄大が挑むリベンジと逆転(ISPS HANDA コロナに喝!! チャリティーレギュラー2日目)

お馴染みのシード選手に紛れて、新顔たちも虎視眈々とチャンスをにらむ。

通算7アンダーの5位タイで最終日を迎える古川雄大(ふるかわゆうき)は、今年デビューしたての23歳。

4差で見上げる比嘉一貴は、地元九州で2つ上の先輩だ。
「ジュニア時代からカズキさんは、凄く強くて有名でした」。
福岡第一高校3年時(2015年)の「九州アマ」で、その比嘉を抑えて優勝を飾った。
「初めて一緒に回って、お互いの不運とラッキーで、結果僕が勝たせていただきましたが、あの時、カズキさんに勝てたからこそ今の僕がある」。

当時は地元でも、にわかに注目を集めた。
「期待される分、自分も頑張らないといけないと、それまで以上に練習するようになりました」と、向上心を高めるきっかけに。

今も大きな指標となる存在だ。
昨年の比嘉のツアー初Vも、感慨深い思いで見た。
「あの時、回った先輩が優勝して、レギュラーツアーで活躍されている。僕も、頑張れるんじゃないか?」。

この日も、リーダーボードを確認しながら懸命に背を追った。
「明日、一緒に回れる位置でやりたいと、頑張りました」。
6バーディ、2ボギーの「68」を出しても最終組の同組対決には届かなかったが「明日は、カズキさんを逆転するつもりでプレーします」。
きっぱり言った。

先週のAbemaTVツアー「ディライトワークスチャレンジ」は、首位と2打差で最終日を迎えたものの、スコアを伸ばせず27位Tに終わった。
3日間ともインターネットの生中継でテレビカメラに追われるなど、プロ初体験のV争いで、「自分のプレーができなかった」と、悔しがる。
「今週も、カメラがあるけどギャラリーの方の拍手が前向きにさせてくれると思う」。
アマ時代に2試合のツアー経験があるが、プロ転向後はこれが、初めての有観客試合である。
「明日は、先週のリベンジです」。
前日初日の10月29日に、誕生日を迎えたばかり。
忘れられないバースデーウィークにする。

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