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PGA TOUR CHINAで腕を磨いたリチャード・ジャンが賞金200万円と来年のツアー出場権を獲得

右からSMBCモビット 中辻信之 代表取締役社長、リチャード・ジャン、JGTO 青木功 会長
「2018年ファイナルクォリファイングトーナメント Supported By SMBC モビット」は12月3日(月)、茨城県行方市のセントラルゴルフクラブ西コース(7,165ヤード パー72)にて、予選を通過した93人の選手が出場して第6ラウンドが行われた。1位のリチャード・ジャン(カナダ)には、JGTOからの賞金100万に加え、SMBCモビットからも賞金100万円が贈られた。また、来年1年間のツアー出場権もあわせて獲得した。

長い6日間が終わった。ジャンは、この日5バーディ、3ボギーの2アンダー70と思うようにバーディが奪えず、通算29アンダーで2位の中里光之介と1打差だった。「とてもうれしい。6日間いいゴルフができて満足している」と納得のゴルフだった。調子が良く、自信のあるドライバーショットで、レイアップすることなく攻め続けた。グリーンまで100ヤード以内まで運び、ウェツジでバーディチャンスにつけ、バーディを量産した。「自分がたてたゲームプラン通りできて、うれしい。6日間安定していいプレーをするには、我慢することが大事」とコース戦略もうまくいった。

日本ツアーでプレーする李尚熹(イサンヒ)とは、2008年、2009年にトヨタジュニアワールドカップにカナダ代表として参加し、李尚熹は韓国代表として出場していたころから仲良くなり、今回のクォリファイングトーナメント(QT)も彼から「日本のコースはコンディションもいいし、トーナメントの環境、ツアーの選手へのサポート体制などがいい」と聞いて参加することを決めた。

ジャンは昨年からPGAツアー・チャイナに参戦し、今年は1勝を挙げている。しかし、賞金ランキング10位までがアメリカのファイナルQTに受けられたが、彼の順位は11位。そこで日本ツアーに目を向けることになった。

「来年の目標はまずは日本のツアーでシード権をキープして、シード権を確保できる順位まで行ったら、さらに上を、優勝を狙って行く。しばらくは日本ツアーでプレーしたい」と来年の意気込みを語った。李尚熹は2012年に日本のファイナルQTで1位になり、その後日本ツアーで活躍をしている。彼に続くことができるか。

ファイナルQTの成績、ペアリングは『QTホームページ』でご覧いただけます。

<2018年度ファイナルQT 日程と会場>
予選:11月29日(木)〜12月2日(日)
会場:セントラルゴルフクラブ 東コース・西コース(茨城県)

決勝:12月3日(月)〜12月4日(火)
会場:セントラルゴルフクラブ 西コース(茨城県)

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