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PGM Challenge II 2020

のびのび、だいちの初優勝…!

表彰式では、コロナ禍で開催してくださった主催のPGMと開催コースに感謝の気持ちをしっかり伝えた!!
新型コロナウィルスの影響で、開始が大幅に遅れた2020AbemaTVツアーの開幕戦を、24歳の新顔が制した。

同ツアーの出場は、まだこれが自身の2戦目。
佐藤太地は「今日は、ほぼ完ぺきに近いゴルフができた」。

1差の4位から出た最終日は強い風が吹いたが、ボギーを叩いたのは17番のパー3だけだった。
14番で、この日5つ目のバーディを奪って逆転した。
「最初は順位を確認していましたが、途中から怖くなって見るのをやめた」。
しかし、2位と2差の通算13アンダーで迎えた18番では、グリーン向こうのリーダーボードが、嫌でも確認できた。
自分が単独首位であることを知り、「ビビりました」と、たちまち緊張が押し寄せたが、2打目をピン左にしっかりとパーオン。1メートル弱のパーパットも震える手で沈め、ひとつ後ろの最終組のホールアウトを待って、仲間たちから祝福の水シャワーを浴びた。

東北福祉大の同期でツアー1勝の比嘉一貴や、AbemaTVツアーで共に戦う植竹勇太は、いまも何でも相談し合う仲。
前日のプレー後も、2人にショットを見てもらった。
「比嘉には動画をラインに送り、植竹は練習場で。2人とも上手くて、いいお手本。みんなで切磋琢磨できることが楽しいし、お互いに負けたくないと思う」。

皆で18年の大学4年時に、QTに挑戦。だが、佐藤はサードで失敗。その前年に、試合中のケガの影響で、左手首の手術を受けた。痛み軽減のため、やむなくベースボールグリップに変更したため、上手くクラブが操れなくなった。

仲間に遅れを取ったが今季から、専属トレーナーについたおかげで順手に戻して、今は痛みもなくなった。
昨年2度目のQTでは初のファイナル進出も、予選最終日の4日目に予選落ち。ランク169位では、今季の出番はほとんどないと諦めたが、新型コロナウィルスの影響で、状況が一変。

半年遅れのこの”開幕戦”で、思いがけず出場権を得た。
プロ初Vで、「少ないチャンスを最大限に生かすことができた」。
20−21年に統合されたAbemaTVツアーは、年内にあと3試合が開催される見込みで「大変な状況の中、試合をしていただけることに感謝しながら、引き続き頑張って、ぜひ”賞金王”を目指したい」と意気込む。

北海道の札幌出身。
「太地」は「たいち」ではなく「だいち」と読む。
「”だい”を”太い”にしたのは、両親が画数を気にしたからのようです」。
故郷にちなんでのびのびと、大きな男になれとの願いがこもる。
「はい……! たくましく、でっかい男にこれからなります!」。
3人兄弟の、佐藤家の期待の長男。この1勝で、夢も希望も一気に膨らんだ。

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