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リチャード・テイトが佐用町立三日月小学校を訪問(2月1日)

5年担任の真野晋吾先生に、この日の講師はオーストラリア人のプロゴルファーと聞いてみんなドキドキ。言葉は通じるの? どうやって教わるの!? 「俺たち喋れんぞぉ」と、子どもたちの口々の不安はプロの第1声でいよいよピークに・・・!!

「HELLO EVERYONE! MY Name is・・・」。
ぎょえー! やっぱり無理〜〜〜。

と、ネイティブでひとしきり、子どもたちをおどかしたところで、ころりと「って、英語は置いといて」って、いきなりコテコテの関西弁は、これでも豪州人のお父さんと、日本人のお母さんを持つハーフプロ。
あれは誰だ? ボルトか、世界最速の金メダリストか・・・?!

「リチャード・テイトといいます」。
これでも大学1年生の息子と、高校1年生の娘の一男一女のお父さん。もう44歳だけど、まだまだはじける若さとモデル張りのルックスで「かっこいい〜〜〜」。
しかもこの顔で、ボケとツッコミ両方こなせます、ってことでたちまち子どもたちの注目の的。

尾﨑寿彦校長先生は「なんせ、うちはみんな真面目で大人しい子たちで」と恐縮しきりで「そこ笑うところでしょ、というところでもシンとしてしまうかも」といざ始まるまでたいそう気にかけておられたが、それも杞憂に終わった。
関西在住のテイトのノリの良さで、あっという間にうちとけた。

「子どもたちにスナッグゴルフを教えるのはもうこれで3回目」と、慣れている。
所属のマネージメント事務所「JOYX」が、2009年から始めたツアー外競技「大阪王将JOYX OPEN」が掲げるのは前立腺ガンの早期発見と適切治療を訴える「ブルークローバーキャンペーン」の推進と、「ジュニア育成の促進」が日本の柱。

開催コースの兵庫県佐用郡にある「JOYX ゴルフ倶楽部 上月コース」の地元小学校に、スナッグゴルフのコーチングセットの寄贈を始めてからは、4年目。

これまで4校のうち3校で、子どもたちの直接指導に当たったのがテイトだ。「いつも、僕が一番楽しんじゃう」とこの日2月1日に訪れたのは、大阪市内から約2時間。テイトの自宅がある三田市内からなら約1時間半。小高い山の上にある佐用町立三日月小学校は、校門まで急勾配の坂道をのぼって「ここでついでにトレーニングもやっちゃう?」とノリノリで、子どもたちとハイタッチ!
常にニコニコ腰をかがめて熱血指導!!
子どもとのガチンコ勝負に、みごと敗れて悔しがり、所属プロとして大会PRも欠かさない。

先生たちも含めて「今年はぜひこの近くでやる“大阪王将ジョイックスオープン”を、見に来てください!」。

実は、この三日月小学校にスナッグゴルフが寄贈されたのは、一昨年も前のこと。それが何かの手違いで、ずっと体育館倉庫に眠ったままだった。そんな道具があるとも知らずにいた先生方もいて、いざ荷を解いてみれば、たちまちその虜に。先生方も、その楽しさにすっかりハマった。

6年担任の金井弘恵先生は解散間際に、この日テイトからもらったサイン入りのコイン型マークを明日の体育の授業でも必ず持参するようにと、子どもたちに伝えた。「せっかくプロに教えていただいたので。明日もさっそく練習します」と張り切った。

これから日々研鑽を積んで、こちらもまた寄贈が済んでいるお隣の上月小学校と近々、対戦・・・!ともなれば、子どもたちのやる気もきっとますます上がる。
7月には、福島県でスナッグゴルフの全国大会もあると聞けば、夢も膨らむ。

三日月小学校のみなさんへ。
5月には、その兵庫予選もあるよ。いっぱい練習して、ぜひ挑戦してみてね。全国大会の会場で待ってます!!


  • プロを打ちかました大谷くん。お友達のやんやの声援を力にグッドジョブ!!