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「ISPSハンダ ワールドカップゴルフ」は24日に開幕

国・地域別対抗戦は、24日に豪州のキングストン・ヒースGCで開幕。同学年の日本代表ペアは開幕を目前に、2人並んで共同記者会見に応じて、改めて日本勢としては14年ぶり、3度目の世界一へ、強い意気込みを語った。

松山には、初のワールドカップ。会場のメルボルンも初めてといい「本当に明日からが楽しみ。早く明日になって欲しい」と、逸る気持ちを吐露すれば、相棒の石川も「ヒデキはいま世界で一番勢いがあり、もっとも良いプレーヤー。頼もしい」と、日本のエースに絶大の信頼感で「自分は自分でベストのゴルフで貢献したい」。

大会は、4日間ともストロークプレーのダブルス戦で、初日と3日目は2人でひとつのボールを交互に打つフォーサム形式。
2日目と最終日は、それぞれのボールでプレーをして、1ホールごとに良い方のスコアを取るフォーボール形式が採用される。

2人とも、プレジデンツカップの出場経験がある。また石川は、今大会は2013年以来、2度目の出場である。
しかし「今回、一番違うのはマッチプレーではなく、ストロークプレーだということ。毎日18ホール最後の1打まで、やらなきゃいけない。ダブルスのストロークプレーは初めて。非常に難しいフォーマット」と、石川が開幕前から頭を悩ませば、松山も「ティショットをしっかりとフェアウェイに置いていかないと。風も吹くので、大変になると思っている」と、厳しい戦いは覚悟の上でも2人揃って、頂点だけを見据える視線は変わらない。

中村寅吉と小野光一が今大会で、日本に初めて優勝をもたらしたのは、東京・霞ヶ関で行われた1957年。
さらに2度目の栄冠は、「自分たちが真剣にゴルフを取り組み始めた頃」(松山)と、2002年大会は当時小学生だった2人にも、強烈な記憶を残した。メキシコ大会で、丸山茂樹と伊沢利光が日の丸を掲げる姿を見て「自分もそういう舞台に立ちたい、活躍したいという気持ちは強かった」と振り返った松山。
石川は「ヒデキがパートナーに自分を選んでくれたおかげで、それが自分のモチベーションにもつながっている」。
世界も認める最強ペアは、3度目の優勝を持ち帰ることしか頭にない。

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