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きみさらずGL・GMAチャレンジトーナメント 2012

川﨑政志がベストスコア賞とアルバトロス賞をW受賞

7番526yパー5でアルバトロスを達成した川﨑政志
成績順に組み合わせが決まる決勝ラウンドでは、成績上位の選手はアウトコースからのスタート、下位の選手はインコースからのスタートとなる。その場合、選手の間ではインスタートのことを“裏街道”と呼ばれている。
その“裏街道”から見事50以上をごぼう抜きし、2位タイでフィニッシュしたのが川﨑政志だ。

初日の予選ラウンドでは、1オーバー57位タイで予選通過ラインぎりぎりで決勝ラウンド進出。最終日となる今日はINコースを1アンダーでイーブンに戻し後半へ折り返すと、そこから神がかり的な快進撃を見せた。

後半アウトコースを1、2、4、5番と5ホールで4バーディーを奪うと、迎えた7番526yのパー5。ピンまで残り193yのフォローを5番アイアンで放ったボールは、高く空に舞い上がってグリーンを3バウンドし「ガシャン」と大きな音を立てて直接カップイン。見事“人生初”のアルバトロスを達成した。

「自分では落ちどころが見えなかったんだけど、キャディさんが“ボールが消えた”、同伴プレーヤーが“入った!”と。ちょっと信じられなかった。」
しかもこの日7番ホールのピン位置はグリーン左手前にあったのだが、もともと川﨑はピンを狙うつもりはなく、反対のグリーン“右”を狙って打ったはずだったのだ。
「ちょっとひっかけちゃって」と放ったボールはトントンと転がりカップの底へ沈んでいった。

7番アルバトロスを達成した川﨑はこの時点でトータル7アンダーとなり、トップを走る出水田を追撃するチャンスだったが、8番で1.5mの短いバーディーパットはカップに嫌われパー。最終9番でも2m弱のパーパットが沈められずボギーとし、最後の2ホールで惜しくも後退。
自身のベストスコア64を更新することが出来なかったが、「何やってんだか、って叱ってください。」と笑顔でおどけて見せた。

記念のボールについて聞くと、「誰か欲しい人いるかな、でも普通に打ってしまうかも。それとも食べちゃおうかな。」と笑ったが、「いや、やっぱり飾っておくことにします。」と最後には好スコアに満足した表情であった。

なお、この日川﨑はベストスコア賞としてオリックス・ゴルフ・マネジメント様提供により賞金10万円を獲得。さらにオリックス・ゴルフ・マネジメント様のご厚意により、アルバトロス賞として賞金10万円が贈られ、W受賞となった。
  • オリックス・ゴルフ・マネジメント様のご厚意により、アルバトロス賞として賞金10万円を獲得

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