記事

「子どもの村東北」が開村セレモニー(12月19日)

センターハウスでは除幕式が行われた
ジャパンゴルフツアー選手会が東日本大震災の復興支援として、2013年にチャリティを行った「子どもの村東北」の開村式が宮城県仙台市で行われ、支援に携わった方々が列席してのセレモニーが盛大に行われた。

「子どもの村」は、オーストリアに本部をおき、世界133の国と地域で活動する国際NGOで、第2次世界大戦で親を失った子どもたちのために1949年に創立され、日本では「子どもの村福岡」が2010年4月にスタートしていて国内では2つめの地域となる

「子どもの村福岡」は、虐待の増加とともに社会的養護を要する子どもたちが増え、里親の拡大が急務となった2005年に構想が持ち上がり、今回の「子どもの村東北」は、未曽有の大震災により親を失った子どもたちの養育と、深く傷ついた子どもたちの心を癒し、さまざまな困難を乗り越えて成長する後押しのため、福岡のノウハウを受けて準備が進められてきた。

「すべての子どもに愛ある家庭を」

このスローガンを最大のテーマとして活動する「子どもの村」では、センターハウスと5棟の住まいが同じ敷地内に建てられ、専門的な研修を受けた育親(里親)が3人から5人の子どもたちと家族のように一緒に暮らす施設で、センターハウスでは子どものケアのための専門家チームがサポートする体制が整えられ、居住する子どものみならず、ケアを必要とする近隣の子どもたちも受け入れるという、地域と密着したひとつの村となっている。

既に全国各地にある、社会福祉法人傘下の児童養護施設が大きな施設に30人前後の子どもたちを受け入れるのに対し、「子どもの村」は一軒の家に家族のように暮らす点が大きな違いとなるが、それに応じた受ける支援も大きくなることになる。

「子どもの村東北」は、これから受け入れる子どもと育親とのマッチングの後に、来年1月下旬より生活がスタートする予定だ。

「子どもの村東北」のホームページ

「子どもの村福岡」のホームページ

ジャパンゴルツアー選手会のチャリティについて(2013サンクフル主催者ゴルフ懇親会収支)

  • 住まいは5棟のうち3棟が完成しており残り2棟は今後建設される
  • センターハウスには「ジャパンゴルツアー選手会」の名前が刻まれている