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日本勢が、聖地に勢揃い(第144回全英オープン)

先週のミュゼプラチナムオープンから移動してきた選手も、みな聖地に到着した。みな空港で、すんなり荷物が出てこないなど何かしらのトラブルにも見舞われながら、どうにか無事、セントアンドリュースにやってきた。

選手会長は、38位に入った2011年から数えて全英オープンは4年ぶり4度目。セントアンドリュースは2010年以来となる2度目の聖地を味わった。
現地時間の14日火曜日に、手嶋とドイツのベルンハルド・ランガーと練習ラウンドを行い、「久しぶりの全英オープンを感じながらプレーしていた」。天候に恵まれたこの日は、リンクスの風もほとんど吹くことがなかったが「荒天など何が起きるか分からないのがこのコース。ティショットが一番の鍵。毎日きちっとアンダーパーで回る中で、どこか1日我慢する日が必要」。

藤田寛之は、もはやメジャーで恒例といってもいい、尊敬するジム・ヒューリクとの練習ラウンドでも、切実な思い。「今週は4日間が欲しい」。
先週も強行軍の中、出場したミュゼプラチナムオープンでも今年5度目の予選落ちを喫して、およそらしくない成績が続いている。
「最近4日間がないので、4日間プレーができたらいい」ともともと謙虚な選手はなおさら「そうしたら、次のステップ、次の気持ちに行ける。最近そこにも行けないので」。



土壇場で切符を手にしたヒロシは、大会は3度目。初の聖地にやってきた。
繰り上げによる出場権の獲得は、まだ出発前の自宅で聞いたという岩田寛。ツアー通算2勝目をあげた翌週にあたる、先週のミュゼプラチナムオープンは「うまくいかなくて」と、予選落ち。「いま自分に負けちゃってる」。初のセントアンドリュースはリンクスとの戦いとの前に、まずは自分との戦いに勝てる策を練る。

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