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ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメントが開幕(7日)

「普段はカートばっかり。歩いて回るなんてめったにないから。途中からばてた」と、嘆き節のたけしさん。
同大会は文字通り、プロとアマが一緒の組で回るイベントだが、プロゴルファーと、芸能各界著名人と、一般アマのみなさんが2日間をかけて、それぞれ部門別に腕を競う真剣勝負の舞台は、プロのトーナメントさながら。高速グリーンにも手こずった。
「どっかで5パットなんてのもあって。こんな早いグリーンでやったことない!」と、悲鳴をあげたたけしさん。「青木さんが、ここに打てって教えてくれるんだけど。その通りに打てたらプロになってる!」。
「俺たち、スコアには満足していないよなあ・・・」とこの日、6オーバーを打ってプロの部で最下位のスタートとなった青木もしょんぼりと、「でも、楽しかったよね」と、せめて慰め合ったレジェンド2人。
この冬に、某テレビ番組でゴルフ対決をした際に、青木が同大会の出場を打診したことから実現した今回の夢の直接対決。
この日、たけしさんは夜にテレビ収録がひとつ入っているそうで、多忙な中で都合をつけてくださったことも、青木には頭が下がる。
大会は、発足当初からチャリティを第一の目的に掲げ、日本中の子どもたちに思いを届けることに心を砕いてきたが、今年は4月に熊本地震が起きて、参加者たちの貢献魂にますます拍車がかかった。
「たけしさんは、たけしさんのレジェンド。王さんは王さんのレジェンド。それぞれのレジェンドが、今回こうやって集まって、協力してもらっているのは非常にありがたい」と、JGTO会長に就任した初年度の今年は、青木の感謝の思いにもなおさら拍車がかかる。
「みんながこうして、熊本のことを思ってやることはいいこと。俺だって出来ることはやる」と、こちらも惜しまぬ協力を約束したたけしさんは、一方でこの場を借りて、たけしさんならではの持論を展開した。
「日本は何度も大きな地震が繰り返し起きているから。国は、文部省とかと同様に、災害省を作って、もっと国をあげて動けないといけない。何かっていうとボランティアとかチャリティとか。国民に背負わせてばっかりではいけない」と、テレビに向かって二度、三度と訴えかけた。
言葉の重さが、伝わった。
JGTO会長の青木は世界のキタノに勇気ももらった。
「若い子たちにも、こういうチャリティ精神が伝わっていけばいい。男子ツアーを盛り上げて、引っ張って行けるのは、殿堂入りの青木さんしかいない」と言われて、ジンと来た。
2日目はレギュラーツアーさながらに、成績順にペアリングが組まれる。
翌8日日曜日の最終日は、たけしさんとは組が離れてしまうがその前に、来年のオファーをしておかなければ・・・・・・?!
「たけしさんはもう、言わなくても来てくれると思っていますよ。もう1回まわらないとダメでしょ!」とリベンジにかこつけて、2年連続の出場依頼。2008年の発足から青木が心血を注ぎ続けてきた大会で、確かな絆がまた生まれた。
※初日のスコア速報はこちら
※最終日の組み合わせなどはこちら


来年も来ないとダメでしょ! ね、たけしさん。









