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片山と宮根さんがぶっちぎりV

8日の最終日はまさに、揃って「Mr.サンデー」だった。プロの部も、著名人アマの部の1位も、2位に大差をつけるぶっちぎり。最終日最終組は、4打差の首位から出た宮根誠司さん。

「今朝、青木さんにプレッシャーを感じながらやりなさい、と言われて。吐きそうになりました」と、リーダーの重圧には押しつぶされそうになりながらも、半分は絶好調のプロに任せて安心でもあった。

競技規則にアマチュアは、同じ組で回るプロのバーディの数だけ、ハンディキャップがもらえるボーナスがあり、「片山さんに頂いた優勝です!」(宮根さん)。
「(ゴルフが)好き好きとは聞いていたけど、昨日前半の宮根さんは凄かった」(片山)。
「片山さんのアドバイスに忠実にやらせていただいた」。(宮根さん)。
「昨日から計算して、実質10時間くらいは一緒にいる。宮根さんといろいろお話させてもらって楽しかった」と相乗効果で、片山晋呉にとっても非常に充実した2日間となったようだ。

この2日間とも強い風。しかもこの日は厳しいピン位置に、いまツアーで最も若い永久シード選手の心はむしろ騒いだ。「青木さんは、相当考えて今日のピンを作られたのだろう、と」。主催者の意図を読めば読むほど、尊敬して止まないレジェンドに挑む楽しさ。
「僕も相当に、頭を使った」。難条件の2日間で奪った13バーディに胸を張る。「僕が2位ならこの難しい中で、6打差もつけられたら、自信をなくす。みんなをえっと思わせられた」とリオ五輪も控える今シーズンに向けて、片山ここにありを見せつける1勝となった。

チャリティを一番の目的とした今大会は今までどおり、賞金総額の10%を子どもたちの福祉に役立てる一方で、さらに今年は各選手の獲得賞金の10%を4月に起きた熊本地震の復興支援に役立ててもらうことになり、「ゴルフという職業を通じて、チャリティが出来るのは素晴らしいこと」と、その点でも片山には誇りである。

通算11アンダーは、2位のえなりかずきさんになんと13打差は、まさにレジェンドな圧勝をしたフリーアナウンサーの宮根さんも、「私も放送を通じて何かお役に立てることがあればいいなと思う」。
最終組で片山と2人で優勝争いを繰り広げたこの日8日の夜にはかの生番組を控えており、ラウンド中も収録に間に合うかどうか。
「気が気じゃなかった」という宮根さん。
数あるレギュラー番組では、たとえ他局さんであってもきっとことある毎に、いつものあのみごとな語り口で、この「ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント」が、いかに素晴らしい大会であるかを詳細に伝えて下さるはずだ。

※最終成績はこちら

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