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スナッグゴルフからゴルフへのステップアップの取り組み(11月16日)

茨城県の笠間市にスナッグゴルフが寄贈され導入されたのは2003年9月。
以来、市内14校全校が継続してスナッグゴルフを活用しており、12年目となる現在では親子大会やペア大会なども開催され、益々その活動は拡大して定着している。
今年の全国大会では笠間市立友部小学校が初優勝を果たし、過去12回の大会で笠間市の小学校は3回の栄冠に輝いている実力校ぞろいの地区でもあり、市内14校でスナッグゴルフを取り組む子どもたちは毎年100人を超えている。
そんな笠間市のスナッグゴルファーたちがゴルフへステップアップしていく場所が市の中心部にある友部ゴルフガーデンだ。
4年生が主軸となる地区予選と全国大会を終えた児童たちは、9月からの募集に申し込み、10月からゴルフ練習が始まり、平日は打撃練習が、週末にはアプローチやパッティングの実戦練習が行われていて、4年生から6年生までの児童たちの3年間のゴルフ練習が始まる。
子どもたちを受け入れているのは友部ゴルフガーデンの鈴木和彦支配人だ。
きっかけはスナッグゴルフを小学校で楽しんでいる子どもたちが練習場に来た際に、「ゴルフもやってみたい」という声に応える形で受け入れを始め、6年前からスタートしたこの教室には、現在24人が登録して通っているそうだ。
鈴木支配人は、「スナッグゴルフで基礎はできていて、すぐにゴルフに切り替わることができる。エチケットやマナーなども備えており、スナッグゴルフで全国大会を目指す厳しい練習を乗り越えた子どもたちは体力も兼ね備えている。」と、スムーズなゴルフへのステップアップに積極的だ。
最近ではアプローチグリーンが子どもたちの活用で芝生の維持が難しくなってきたことから、新たなグリーンを造成したほか、バンカーを追加で作る構想もある。鈴木支配人は子どもたちが芝生の上でゴルフを練習し楽しんでいる姿を「楽しい」と凝縮した一言で表わし、これからもスナッグゴルフからゴルフにステップアップしていくための練習環境を愛情を込めて支えていくようだ。



子どもたちを受け入れる鈴木和夫支配人(中央)









