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小田龍一が初Vへ確かな手応え

先週の日本プロゴルフ選手権で単独3位は、まだ予選落ちなしと安定している今季の自己ベスト。最終日は1日36ホールの過酷な条件も「苦ではなかった。むしろ、行くしかないって感じで」。
また週末は急激な冷え込みも「寒くもなかった。むしろ、北海道は涼しいから好きなんです」と、身長180センチ、体重90キロの肉体を持つ屈強な男の敵ではなかった。
2ラウンドで67、69をマークして一気に順位を上げた。
「もちろん、目標は初優勝」と本人も、がぜん意欲を燃やすがその“障害”となっているのが「集中力のなさ」。
曰く、大事な優勝争いのさなかも、どういうわけか、目の前の1打にのめり込めないのが悩みだ。
先週も、ホールアウト後に苦笑いで振り返った。
「今日なんかもゾーンに入れるような内容のゴルフを目指していたのに、よそ見ばっかりしてしまって…。いまいちスコアを伸ばしきれなかった」。
そう反省を口にしながら、確かな手応えもある。
「あまりショットの調子が良くないときでも、やるべきことがしっかりとやれているし、成績も出ている。あとは、もっと慣れてくればきっと……!!」。
その日は近い。














