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第1回スナッグゴルフ香川県交流大会を開催(12月23日)

香川県高松市にある東部運動公園にて、記念すべき第1回目となるスナッグゴルフ香川県交流大会が開催された。
今年の香川県は例年にないほど寒さが厳しいそうで、前日も朝方には雪がちらついていたほどだったが、この日は朝から晴天に恵まれ、四国からは香川はもちろん、徳島、高知の3県から、そして瀬戸内海を渡っては、岡山と広島からと、5県から総勢44名が参加しての、まさに“交流”大会となった。
会場となった東部運動公園のサッカー場は、全面人工芝に覆われており、人工芝でのスナッグゴルフはみんな初めてだったようだが、最初はボールの跳ね方や転がり方などにとまどいながらも、練習を重ねるごとにだんだんと距離感をつかめた様子だった。
開会式では、香川県ジュニアゴルフ振興会の増田能子プロから、「友達の良いショットにはナイスショットと声を掛けて、言われた人は、ありがとうございます、と返事をしましょう。」と、大会でスコアを競いあいながらも、楽しくプレーすることを心がけるように伝えられると、子どもたちも元気よく「はい!」と返事をしてスタートをしていった。
競技が始まるとともに風も強くなり、フォローの時は飛びすぎてしまい、OBに設定した芝の外まで転がっていってしまったり、グリーン上では、サッカー場ということで傾斜は無いにもかかわらず、微妙な芝目によってボールがフラッグ手前で曲がってしまうシーンも見受けられ、人工芝ならではの難しさもあったようだ。
そんな中でも、交流大会だけあって、各県のスナッグゴルフの強豪校からの参加者も多く、優勝争いはハイレベルなスコアとなった。
低学年の部は、地元香川の岡崎莉子さん、大西一生くんの追い上げも及ばず、全国大会でも2位だった広島の強豪校、東西条小学校の河邉りえさんが優勝。
高学年の部も、岡崎莉子さんの兄弟の和真くんをはじめ地元勢が健闘するも、優勝争いは
東西条小学校の助川滉くんと、岡山市立平島小学校の村上光くんのプレーオフへともつれこんだ。
1番ホール70ヤードPar4を使用して行われたプレーオフは、二人ともティーショットがナイスショットで、グリーン脇からのアプローチ勝負となり、村上くんが放った2打目は惜しくもフラッグの横を通過。それに対し、助川くんのアプローチはフラッグへ向け一直線。奇跡のチップインイーグルで、プレーオフ勝利をもぎ取り、大歓声の中大会は終了した。
香川県では、広島県に続き、スナッグゴルフ支援自販機が導入された地域であり、お客様が支援自販機でドリンクを購入すると、その一部が設置事業者の賛同により四国コカ・コーラボトリング株式会社を通じて香川県ジュニアゴルフ振興会に寄金され、この財源が小学校へのスナッグゴルフ導入と実技講習に活用されるという仕組みで、県内ですでに7校への寄贈が行われている。今後も、寄贈と大会を続けていくことで、香川県のジュニアゴルフがますます発展していくことが期待されている。
●高学年の部
優勝 助川滉 東広島市立東西条小学校5年 25 <プレーオフ>
2位 村上光 岡山市立平島小学校5年 25 <プレーオフ>
3位 岡崎和真 高松市立木太北部小学校6年 26 <カウントバック>
●低学年の部
優勝 河邉りえ 東広島市立東西条小学校3年 30
2位 岡崎莉子 高松市立木太北部小学校2年 35
3位 大西一生 高松市立太田小学校3年 36
●ホールインワン
今田光士郎 丸亀市立城西小学校3年 6番ホール30ヤード













