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福島県の矢吹町立中畑小学校でスナッグゴルフ実技講習会を実施(11月26日)

前夜から初雪が降り始めた福島県の矢吹町立中畑小学校で、スナッグゴルフ実技講習会が行われ、4年生19人が後藤美希子プロによる基本指導を受けた。
小学校に到着すると、先生も児童も廊下の右側を歩き、すれ違う際には立ち止まって挨拶してお辞儀をするという、規律正しい校風は伝統的なものだそうで、廊下や階段の突き当りには「語先後礼」という文字が紙に書いて貼られている。古式ゆかしい日本の礼儀の基本である、立ち止まって相手の目を見て、挨拶の言葉を発し、次に腰を折って礼をする、という意味を含んだ四文字熟語が、1年生から6年生の生活の中で育てられている。
そんな礼儀を習得している児童たちだから、実技講習の開会の挨拶も、終了の挨拶も、体育館いっぱいに声が響き渡る。
パットやチップショットの得点ゲームでも、喜びや悔しさを体いっぱいに表現し、お友達の応援も全力で、そして、ジャンケンで勝ち残った夏帆ちゃんと後藤プロとの実践形式の試合でも、仲間の応援を体育館に響き渡る声で盛り上げた。
実技講習会の終わりに、児童たちに感想を発表してもらうと、「ゴルフは難しくて空振りしてズッコケたけどちゃんと打てて面白かったです」、「私はゴルフを初めてやって、最初はできるかなと思ったけど、やったら楽しかったです。」、「私はゴルフを今日初めてやって難しくて点数をとれず少し悔しかったけど、今日は来てくれてありがとうございました。」など、後藤プロの前に立って目を見て発表された。そしてプロと対戦した夏帆ちゃんは、「プロと本気の試合ができて楽しかったです、ありがとうございました。」と言って右手を差し伸べ、後藤プロとがっちりと爽やかな握手を交わし、優勝したご褒美で貰ったピンク色のJGTOキッズゴルフキャップを被ってはにかんだ。
福島県しらかわ地区にスナッグゴルフが導入されたのは昨年の夏休み前。
そこから各校での実技講習会が始まり、迎えた昨年のダンロップ・スリクソン福島オープン週の月曜日には、西郷村でのスナッグゴルフ体験イベントが行われ、今年の大会週月曜日には白河市での体験イベントも行われて、しらかわ地区でのスナッグゴルフは次第に定着をはじめている。
大会を主催するダンロップスポーツ、福島中央テレビ、日本ゴルフツアー機構の3社と、ゴルフタウンしらかわ推進協議会、西郷村、白河市、天栄村、矢吹町、そしてグランディ那須白河ゴルフクラブが連携し、福島県しらかわ地区での新しいゴルフ普及振興策の一つとして、しらかわスナッグゴルフ大会は開催されており、今後も継続して開催されていく。













