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アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ 2015

ホストプロのマー君が狙う、2度目のアジアNO.1

今年のツアーで唯一のアジアと日本の共同主管の今大会で、“マー君”が不思議な縁を感じている。一昨年の今大会を制したのをきっかけに、掛け持ち参戦を始めた川村。

「ゴルフで世界中を旅することが夢だった」という22歳は、むしろ毎週のように国境を越えるアジアンツアーでやるほうが「気持ちが落ち着く」と言ってのけ、それだけに出場枠も、両ツアーでほぼ半数を分け合う今大会が、まるで“ホーム”みたい。

日本では馴染みのない選手が行き交う会場でも喜々として、注目の選手を挙げられる。たとえば、予選ラウンドは昨年覇者の藤田と石川と回るタイのプロム・ミーサワットは今年3月、タイのローカル大会で、川村の推薦出場も取り付けてくれたナイスガイ。ぽっちゃり体型が特徴の選手は「すでに、ヨーロッパのシード権も取っているし、出る試合で必ず上位に来る。強いですよ」と、太鼓判だ。

また、川村と池田と回るSSP・チャウラシアは「飛ばないし、球は上がらないけど、パットが上手い。インドオープンではあのカサカサのグリーンでも3日目をノーボギーで回った。さすが地元。相当のショットメーキング」と、アジアで目下賞金ランク3位の選手についてもべた褒めだ。

そのほか、バングラデシュ出身のラーマン・シディクールも“マー君いち押し”?!「たぶん、今週一飛ばない選手です。でもアプローチとパットは、彼より上手い選手を見たことがない」と、アジアの選手について、語りだすと止まらない。

「今週は仲良しの選手が一杯いて、楽しい」と、こよなく愛するアジアンツアーも日本でも、偶然にも賞金ランクは目下どちらも31位。
「どっちもいま“中の上”くらいの感じでもある」とのほほんと、それだけに「今週は僕とっては非常に意味のある大事な試合」と、気合いが入る。

今大会は、獲得賞金が両ツアーの賞金ランキングに加算されるが「特に、アジアンツアーはシード権が取れても出来るだけ上にいないと、出られる試合が限られちゃうので」。これから秋は、さらなる上昇を期して、アジアと日本を行ったり来たりのプランを組む川村にとって、「この大会で結果を出せば、すべてが解決する」と、一挙両得を考えるのも、もっともなこと。

大事な一戦に備えて、今週は伸び放題だった髪をさっぱり切ってきた。「ぼうぼうだったんで。来週でも良かったんですけどせっかくだから」と、このホスト試合に備えてきた。

昨年からサポート契約を結ぶ三菱商事は世界中に支社を持ち、アジア転戦の大きな拠り所となっている。「どこに行くにも運転手付きの車を貸してくださったり、自分のスケジュールで自由に動けるのが、本当にありがたい」。
駐在員の方が教えてくださる各国の地元グルメもまた楽しみで、転戦生活を満喫できるのも、スポンサーのおかげである。
ぜひ今大会を通じて、日頃の感謝を伝えたい。
「ここで活躍できれば、きっとみなさんにも喜んでもらえると思うので。頑張りたい」。アジアンツアー初年度の昨年は、少々無茶なスケジュールで今大会も疲れ切っていた。「気持ちだけで、やっと予選通過したという感じだったけど、今年は体も元気いっぱい」。今年は期待できそう・・・!!