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JGTO強化セミナーが全日程を終了

自らもパワーリフティングの選手! 二串コーチの講義はエネルギッシュ!
一人の参加選手がぽつりとこぼした。「この5日間は、とても贅沢な時間でした」。ここに来た誰もが、感じたことであり、多くの選手が合宿後の感想文に寄せた思いでもあった。今年、新たな取り組みとして始まった“強化合宿”。

次のリオ五輪で112年ぶりに、ゴルフが正式種目に復活することになり、その代表選手の育成と強化を第一の目的に1月から3回に分けて行われた。

宮崎県のフェニックス・シーガイア・リゾートで、ゴルフの技術、トレーニングはもとよりプロゴルファーとしての心構えや、ゴルフの長い歴史、身体学やマスコミ対応などについて、幅広く学んできた。
各分野の専門講師による講義を挟みながら、朝はトレーニングと午後からは、フェニックスカントリークラブでのラウンド合宿で、心身ともに研鑽をはかってきた。

どの回も、特別協賛のセガサミーと地元宮崎のサポートをみな一身に受けて、計90人の選手が心身ともに研鑽に励んできた。

「JGTOゴルフ強化セミナーin宮崎フェニックス・シーガイア・リゾート“2016年リオデジャネイロオリンピックを目指して”」。

その“最終回”にあたる、3回目となったこの“宮崎キャンプ”は2月25日から始まり、この日3月1日に、いよいよ“最終日”を迎えた。今回に限らず、他のどの回にも言えることだが、「みんな、初日はなんとなく半信半疑。なんだか覇気もないし、最初はみんな互いによそよそしいんだ」とは今回の強化セミナーに、アドバイザリースタッフとして加わって下さった鷹巣南雄プロ。

それが日を追うごとに、70歳の大ベテランの目にも見えて、選手たちの態度に変化が現れてくる。
「まず、挨拶の声」。
朝から気持ちのよい声が、飛び交うようになる。
また、講師やスタッフへの質問が増えてくる。
最初はおずおずとしていた選手たちも、段々と積極的に前に出てくるようになる。
夕食時の会話も増えて、あちこちで笑い声も飛び交うようになる。

「一緒の時間に起きて、汗を流し、机を並べ、コースに出る。それを5日間」。
続けることで、連帯感のようなものすら生まれてくる。

といってももちろんそれは、“馴れ合い”ではなくて、たとえば日韓戦や、アジアと欧州の対抗戦「ザ・ロイヤルトロフィ」のような団体戦のチームにも似て、同じ目的や目標を持つもの同士が共に、さらに高みを目指して切磋琢磨を続ける中で生まれてくる結束力というか、独特の空気感。

ゴルフはあくまでも個人競技なのだが学生のゴルフ部とも似て、チームで足並みを揃えながら、競い合ったりするうちに、より大きな向上心が生まれたてきたり、といったようなこと。

同じ現象が、今回の合宿でもあちこちで起きていた。
まして、恵まれた環境の中で、同じ目的を持つ仲間と過ごす時間はまさに“贅沢な5日間”だった。
この中から、3年後の“代表選手”が誕生すれば最高だ。

「ここで得たことをぜひ自分の物にして、いつか必ず成果を出して欲しい。終わったからこれで終わりではなくて、これからも鍛錬を続けて欲しい。そして、ぜひこの中から勝利を勝ち取る者が出て来て欲しい。私に出来て、君たちに出来ないことは何もない!」。
ツアー通算5勝の鷹巣プロの言葉は、スタッフ全員の願いでもある。

<JGTO強化合宿 実施要項>
名称「JGTOゴルフ強化セミナーin宮崎フェニックス・シーガイア・リゾート“2016年リオデジャネイロオリンピックを目指して”」
主催一般社団法人日本ゴルフツアー機構
特別協賛セガサミー
後援文部科学省、宮崎県、宮崎市
協力フェニックス・シーガイア・リゾート
開催日程
第1回 2013年1月28日(月)〜2月1日(金)
第2回 2013年2月18日(月)〜2月22日(金)
第3回 2013年2月25日(月)〜3月1日(金)
開催会場フェニックス・シーガイア・リゾート内(宮崎県)
参加選手1回につき、ツアープレーヤー30人(1選手につき1回の参加)
主な実施内容
1.講師による講義およびミーティング
2.体力トレーニング等
3.練習場での打撃練習
4.フェニックスカントリークラブでのラウンド
主な講師の方々
島村俊治氏(スポーツジャーナリスト、アナウンサー)
廣戸聡一氏(コンディショニングスーパーバイザー)
鈴木俊敬氏(廣戸道場 施術部部長)
二串幸之助氏(ストレングス&コンディショニング アドバイザー)
西澤忠氏(ゴルフジャーナリスト)
三田村昌鳳氏(ゴルフジャーナリスト、僧侶)
佐貫展丈氏(歯科医)
秋元恒朝氏(日本ゴルフトーナメント振興協会専務理事)
川合敏久氏(中部日本放送株式会社業務総局局長兼クラウンズ事務局長)
渡會公治氏(医師)
(順不同)
  • 中身の濃い合宿は、今まで知らなかった発見が一杯
  • 講義で得た知識をなんとかコースで生かそうと懸命な選手たち
  • 初回の北村に続き、合宿2人目のホールインワン!!(住吉Cの8番)。清水一浩は41歳。ベテランも新人の気持ちで若手に混じって頑張った!!
  • 自他共に認める一見こわもては、しかし選手たちに相談を持ちかけられれば親切丁寧な指導ぶりの鷹巣プロ(左)「ここで得たことを、この先のゴルフ人生で最大限に生かせ」