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<トピックス>今年のマスターズトーナメントは3選手が挑戦

今年、オーガスタに立つ日本勢は3人いる。昨年、日本人最高位の4位につけた片山晋呉に、若い2人が加わる。石川遼は2年連続、池田勇太は初のマスターズに挑む。いずれも昨年末の世界ランキングは50位内の資格で権利を得た。
初出場を果たした昨年、石川(=写真上)は2日目の16番パー3でダブルボギーを打って予選落ちをした。「あとからもの凄く悔しくて……。あの悔しさが、僕を1年間支えてくれた。一時も忘れたことはなかった。この悔しさが続く限り、自分に厳しく練習すると言って、それは最後まで続いた」と語ったように、史上最年少の原点となったのが、マスターズだった。
今年は、あの舞台に置き去りにしてきた悔しさを晴らしに行く。
また池田(=同中)は、初舞台にも浮かれない。「どこに行っても池田勇太らしくやれればいい」と冷静だ。
まずは、昨シーズン途中に痛めた手首と腰の治療に専念し、「とにかく万全の状態で臨みたい」と、4月をにらむ。
そして、もっとも期待がかかるのが片山晋呉(=同下)だ。
昨シーズン途中に燃え尽き症候群であることを告白し、来季のマスターズでその年を上回る成績を乞う声にもただ苦笑いを浮かべるばかりだった。
昨年は、優勝まで2打と迫ったが「全身全霊でやってあれだから。それ以上はありえない」と首を振るばかりだったが、努力と工夫の天才が次はどんな手を講じてくるのか。
















