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片山晋呉は連続ダボにも(全英オープン初日)

高揚感もないかわりに、落胆も怒りもない。恐ろしく深いラフに入れても、リンクスならではのポットバンカーに入れても「今は、まったく普通にゴルフができる」と片山は言う。
開幕前に「無の境地。仙人のように」と言ったとおりに、10番からこれは、本当に片山らしくなかった連続のダブルボギーは、立て続けにティショットを大きく左に曲げても「あれは、僕にはコントロールが出来ない。ボギー以上は覚悟をしていたし、慌てることもなく、怒ることもない。ほんと普通でしたよ」と、平然としたものだった。
「今日は風がないから、想像通りの難しさ。風が吹いたら想像以上になる」というリンクスコースでも、無駄な心のブレがないから、すぐに大けがも取り戻せる。大トラブルのあとは、12番から連続バーディで、悠然と盛り返してきた。
2オーバーのスタートにも「何を直すわけでもなく、このままのゴルフで大丈夫」と、自信のほどを、ちらつかせた。














